本当に素晴らしいプレゼントとは、ささいなもの。

「お金のかからない222の大人のプレゼント」中谷彰宏著より。
「なんだ、そんなものか」と思えるようなプレゼントこそが、最高のプレゼントだという。実際そんなものを考えるのは大変だとも思える。
つまり、奥が深いということでもあるだろう。プレゼントによって、その人の感性がわかるともいう。
この本の中には、いろいろなプレゼントのヒントが紹介されている。一見すると、な〜んだそんなものか、とも思えるものばかりだ。
しかし、そう言えばそうかもしれないとも思える、盲点のようなものも多いことに気づかされた。そのいくつかを、羅列してみたい。
・本の中の気に入ったことば。・かわいい絵柄のバンソウコウ。・胃腸薬。(これは確かにちょうど欲しがっている人には最高のものかもしれない。)・色とりどりの記念切手。手作りコロッケ。・大吉のおみくじ。・空腹の残業時にあげる1粒のチョコ、など。
ほんの一部あげただけでも、実にありふれたものだとわかる。しかし、意外に盲点だとも思えるものもある。それは思いやりがあるからこそ気づくものでもあるだろう。

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プレゼントには、奇跡を起こす力がある。
「お金のかからない222の大人のプレゼント」中谷彰宏著より。
これは、この本の帯に書かれていたコピーだった。それは本当に「適切な」プレゼントなら可能だろうとも思える。
大切な人を喜ばせる贈り物の具体例が数多く掲載されている。そのどれもが、誰でも身近で見ているものだったりする。
むしろ、プレゼントとは思えないもののほうが多いかもしれない。しかし、時と場合によっては最高のものになるのだろう。大切な人を喜ばせる贈り物の具体例が次のものだった。
・1枚だけのオリジナルテレフォンカード。(今ではこれ自体も見かけないが、このカタカナの部分を入れ替えれば、使えそうだ)たとえば、ゾロ目の記念切符、777、1111、1122(いい夫婦)・・・など考えられる。または相手の誕生日の日付けの入場券などもおもしろそうだ。


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お金に頼らないプレゼント。
「お金のかからない222の大人のプレゼント」中谷彰宏著より。
これは大事だと、いつも思っていることだった。ある意味これはかなり頭を使ったり、時間もかかるかもしれない。
お金さえ出せば、何でも買えると思っていると、意外につまらない、印象に残らないものを安易に選んでしまいそうだ。
筆者は、プレゼントを選ぶという行為も、プレゼントのうちだという考えを提示していた。なるほどとも思える。もし、相手が費やした時間も振り返ってくれれば最高だろう。
ここでの、タイトルは「お金のかからないプレゼントこそ、最高にぜいたくなプレゼント」とあった。きっとその分、手間暇をかけているからだろうな。

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シンボルマークを作ってあげる。
「お金のかからない222の大人のプレゼント」中谷彰宏著より。
もし、こんなものをプレゼントとして贈ろうと思えば、言うのは簡単だが、実際にやってみるとなるとかなり難易度が高そうだ。
つまり、オリジナルなものを作るということだから、頭も時間も費やすことになる。お金さえ出せば、誰でもお気軽に、簡単にできるものでもないだろう。
私は、やや似たようなことをやったことがある。それは、自宅のパソコンで一筆箋を制作して、そこに相手の名前を入れてあげることだった。
そして、時には相手の作品やお気に入りのイラストも入れたりもしたこともあった。それは相手だけに通用する完全なオリジナル粗品でもあった。これは誰にでも容易にできないからこそ、自負できるプレゼントでもあるかもしれない。