ルールを持っている人間は信用できるし、好感度も高くなる。

「好感度UPの法則」齋藤孝著より。
一般に信用がおけると思う人は、意外に不器用だったりする。そんな人は調子よく自分の都合を優先したりしなかったりする。だから、不器用なのかもしれないが。
ここでは自分なりのルールを持つこともいいと、提案していた。たとえば、人を裏切らない、先約を優先するなともいいようだ。その方が好感度も上がるという。
例をあげていたのは、楽天に入団した際の田中投手だった。彼は一日も早くプロに行って自分の力を試したいと言って、自分からチームを選ぶことはしなかった。
当時は弱小チームだった楽天に喜んで入団して、その実力で活躍した結果今年はチームを日本一に導いた立役者となったのは誰もが認めることだろう。
自分のポリシーをしっかりと持って行動すれば、やはりいつかは人は認めてくれると考えたいものだ。改めて自分にとってのルールとはなんだろうかとふと考えてしまった。

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贈り物上手は好感度上手。
「好感度UPの法則」齋藤孝著より。
毎年忘年会や暑気払いを高校時代の友人とやる時に思い出すのは、、何か一つ手土産を持っていくことがいつしか恒例になっていたことだ。しかも、それぞれが自分がいいと思うものを持参するから楽しい。
自分では決して気がつかない食べ物などをもらうのも嬉しい。私も毎回その季節にあったものを選ぶことにしているが、それも楽しい。
自分が食べたり使ったりして、本当にいいものはやはり人にも勧めたいと思う。だからと言って単なるアドバイスでは意味がないから、それを贈り物にしている。もちろんお互いに金額の張るものは使わない。
相手に気を使わせないほどのモノというのもポイントではないだろうか。自分が好きなものを相手が喜んでくれることほど嬉しことはない。贈りもの上手は、それだけで得をしてるようだ。

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贈り物はモノだけとは限らない。
「好感度UPの法則」齋藤孝著より。
贈り物はもらうのも嬉しいが、あれこれとそれらのモノを考えているときも楽しいものだ。また、モノばかりではく言葉かけやコメントも贈り物の一種と考えられるようだ。
いい情報をお知らせすることや、その人にとっていいことがあった場合は、拍手も入るようだ。その場での的確な贈り物は好感度を上げる素だった。子供が幼い頃は一緒にいるだけでも贈り物だというのは意外だった。
自分は人に何を贈ることができるのかと考えるのは、やや大げさかもしれない。しかし、ちょっとしたものを手渡せるかと考えればかなり楽しいことにも思える。それで好感度が上がればもうけものだろう。
贈り贈られるということが、もっとお手軽にできれば、いいコミュニケーションができそうな気もする。いずれにしても、相手に負担をかけずに、気の利いたものを考えたいものだ。

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失敗している人のほうが、人生楽しそうだ。
「失敗を楽しもう」中谷彰宏著より。
失敗は誰にでもあるものだ。この本は中谷氏が実際に失敗したことが満載されていてけっこう笑えるものも多い。しかし、その時点での本人は真剣に困っていたようだ。
結局、当時の失敗は大変でも、後になってみれば意外にいい思い出や大したこと出なかったかもと感じるものだ。だから、恥ずかしいと思える失敗もネタとなれば楽しめる。
上記のフレーズはまえがきにあったものだった。たしかに成功の話ばかりや自慢話をされても、聞きたいとは思わないものだ。
むしろ、聞きたいと思うのは失敗や恥ずかしいことをした事実だろう。野球の試合もひいきのチームがワンサイドで勝った試合よりも、シーソーゲームで最後に勝った試合のほうが楽しめる。
長嶋茂雄さんは4打席連続三振、王貞治さんは26打席無安打で、最初の安打がホームランというのすごいことだ。ここでの、結論は「小失敗」をたくさんしよう、だった。

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失敗したら、またネタができたと考えよう。
「失敗を楽しもう」中谷彰宏著より。
上記フレーズは、あとがきにあったものだ。実際にそう考えられれば余裕も出てきそうだ。いつ、その失敗を話そうかなどと考えたらいいのかもしれない。
だから、どんどん失敗して、それ以上にもとをとればいいという提案だった。失敗はむしろ隠さないほうがいいようだ。むしろ脚色して面白くすべきだった。
政治家が政治生命を失うのは、失敗した時より、それを隠そうとしたときのようだ。失敗したたそれを思い切って話すことで、うしろめたさはなくなるともいう。
もし、それで笑いや人気がとれればもうけものだろう。ここでの結論は、「隠したい失敗こそ、人に話そう」となっていた。人は人の失敗の話を聞くのが好きなものだな。

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「恥ずかしい」を成功に変える・・・
「失敗を楽しもう」中谷彰宏著より。
失敗すれば確かに恥ずかしいことも多い。むしろ人には知られたくないことばかりだろう。上記フレーズはこの本のサブタイトルになっていたものだった。
その具体例が45個も語られていた。しかし、それを語ることがネタになって一冊の本になってしまうというのもすごいことだ。失敗がなければ、またそれをオープンにしなければこの本はなかったことになる。
そう考えれば、失敗の恥ずかしい話も日ごろの雑談のネタにはもってこいかもしれない。それを語れることで、より親密なコミュニケーションが図れるとも言えそうだ。
あとで、やっていることが失敗だと気づいても、その時に気づかなければかなり堂々と失敗していることもある。あとで、気づいて急に恥ずかしくなったりすることも多い。
チャレンジするからこそ、失敗があって、失敗することで反省もあるから進歩していくとも考えられる。それが、上達や成功に近づく道なのかもしれないな。

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