役に立たないのは「評論家上司」と「友だち上司」。

柳井正の希望を持とう」柳井正著より。
どちらもあまり聞き慣れない表現だったので気になった次第。評論家と聞いただけであまりいい印象はない。このような人は建前ばかり言って、部下の評価ばかりに熱中するようだ。
たとえば、こんなことでは組織が活性化しないということを口にするらしい。つまり自分のことは棚にあげて、会社の批判をしてるようだ。たしかにそんなことを耳にすれば、やる気も失せそうだ。
仕事に評論は必要ではなく、仕事で成果が上がることを実行することが先決だった。友だち上司とは、会社に遊びに来ているつもりでいるというが、そんな人はいるのだろうかと疑わしい。
そして、毒にも薬にもならないような意見を言って、部下から気嫌われまいと思っているそうだ。そんな人には管理職は務まらないのだ。上司は自分にも部下にも厳しい人でなければならなかったのだ。

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精神が入ってないサービスをされても、お客様には通用しない。
柳井正の希望を持とう」柳井正著より。
ここの最初の部分には、次のようにもあった。「すべてのビジネスマンへ、零つ細商店の店主のつもりで働け」と。同じような仕事をしていると、ついついマンネリ化してしまう。
マンネリに陥ると、たちまち商品が売れなくなってしまうのだ。陳列がマンネリ化してうるだけで、売上げは落ち込んでしまうものだ。お客側から見れば、いつも変りばえのしない店は楽しさがなく、すぐに飽きてしまう。
お客様が足を運ぶのには、商品を買うだけでなく、楽しさを感じたいからだった。常に何らかの創意工夫を凝らしていなければいけないのだ。
柳井氏は、マンネリを防ぐためには、これで満足と考えずに、常に上には上がいると自覚して仕事に取り組むことが大事だと指摘していた。自分の周囲だけを見渡してしるだけではまだ不十分だということのようだ。
また、次のようなアドバイスもあった。それは、頭を柔軟にして、これまでにない方法も試してみることだった。これは実にクリエイティブなことで、時には楽しいチャレンジでもあるだろう。

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イデアを出さなければ、働いていないのと同じだとさえ思うべきだ。
柳井正の希望を持とう」柳井正著より。
実にこれはストレートな意見だった。アイデアを出そうなんて普通は考えたりはしない。よほど、提案を求められた時ぐらいしか、自分から進んでアイデアを出そうとする人は稀に違いない。
あまり難しく考える必要はなかった。それは口頭でも簡単なメモ書きでもよかったのだ。提案して実行に移すことが大事なことだった。そして、走りながら修正していけばいいという。
イデアもすぐに出てくるわけはない。むしろ普段から問題意識を持って、何かを念頭に置いておけばこそ、自分なりの意見も出てくるのだ。
柳井氏は、上司よりも大局観を持つことを心がけるよう提案している。さらに上司の視点を超えるくらいの気概で仕事をすることもアドバイスしていた。もし、それができれば仕事も楽しくやりがいがあることだろう。

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