時間を管理することで、自分の人生をデザインする・・・

「最強の人生時間術」齋藤孝著より。
まさにこれがこの本のテーマではないだろうかと思った次第。人生はいつ終わるかわからないが、その曖昧な時間をどう管理するかで人生の質も変わってくるのだろう。
今何に時間を投資したらいいのかは、常に考えておく必要がありそうだ。筆者は「効率的時間術」と「ゆったり時間術」の両方を身につけることがポイントだと指摘している。
齋藤氏は独自に人生を4つの時期に分けて考えていた。「新・四住期」だった。1、狩猟期(30〜45歳)、2、ダブルスタンダード期(45〜60歳)、3、円熟期(60〜75歳)、4、ゼロ出力期(75歳〜)。
実にわかりやすい区切り方で納得できる。それぞれの時期の過ごし方については本文にあったが、より豊かな人生を送るためにも、こんな分け方を意識することは損ではないだろうな。

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歩かないということは非常に危険なことなのだ、と気づいた・・・
「最強の人生時間術」齋藤孝著より。
これは筆者の体験からの言葉だった。45歳のときに働き過ぎが原因で病気をしてしまったからだった。もし、その時死んでしまったら、すべてが終わってしまったと感じたらしい。
その後時間の使い方がかわったという。あまりの忙しさで、歩いていける距離でもタクシーに乗ってしまっていたそうだ。分刻みのスケジュールをこなすためには、効率的なのだろう。
しかし、体にはよくなかったと振り返っている。歩かなかった期間が1,2年にも及ぶと病気にもなりやすいらしい。それまで健康で病気などしたことはなかったようだ。
その後は歩ける距離はできるだけ歩くようにしているようだ。以前はムダだと思っていた時間が「養生の時間」になっているという。そして、坂道があれば「長生き坂」と名づけて悦んで歩いているというのも面白い。
さらに、嫌でも毎日歩かなければならない距離があることは、「長生き」に通じて幸せなことだと考えていた。私も最近朝だけバス通勤をやめて、最寄り駅までは歩くようにしている。慣れれば楽しいものだ。

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一人の「親友」に会うためには、10人の「新友」と出会え。
「最強の人生時間術」齋藤孝著より。
とくに歳をとるにしたがって、新しい友だちをつくるのは億劫になってしまう。やはりそれなりの努力も必要だと思える。何らかのきっかけをつかまなければ、それは難しい。
いくらアドレス帳に数十人の名前が載っていても、本当の友と呼べるのはごくわずかだ。本当に気の合う友だちはせいぜい10人のうち1人ぐらいだろう。
となると、一人の親友に出会うためには10人の「新友」が必要になってくる。旧友もいいものだが、同時に新友を求める努力もしなければいけないのだろう。
たとえば、フェイスブックなどのSNSなども、使いようによっては重要なコミュニケーションツールだというが、確かにそれは実感している。
ネットでもリアルでも、基本は人間性が大事だということらしい。フェイスブックでは今の友だち関係では、みな感じがいい人の集まりのような気もしている。それは人生も楽しめるということにつながりそうだ。

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