地味な仕事にほど、アイデアを出そう。

「直感人VS.計算人」中谷彰宏著より。
このタイトルの前には、“ますます差がつく”とあり、下の方には“即断して成功する50の方法”とあった。そもそも、人間は2とおりに分けられると筆者は語っていた。
それが計算人と直感人だった。学校での優等生は、計算人で、直感が鍛えられている人とは異なるようだ。世の中に出てから必要なのは、むしろ直感力だった。
計算人は、企画を考えなさいと言われてアイデアを考える人のようだ。それに対して、面白くない仕事を面白くできるのが直感人だという。これは面白い考え方に思えた次第。
まじめな計算人は、お茶くみ、コピー取りはつまらないと考えるが、直感人は、どうしたらもっと面白くなるかを考える人だった。
イデアなど必要ないと思われるところで、どれだけアイデアを出していけるだろうか。むしろそう考えた方が仕事もがぜん面白くなりそうだ。

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ムダな部分が、直感人の個性になっている。
「直感人VS.計算人」中谷彰宏著より。
計算人はなんでムダを排除して効率的にやろうとする。しかし、それでは偶然あるかもしれないことを見逃してしまうだろう。
それに引き換え、直感人はムダな部分が多いようだ。だからこそ、いろいろなことにぶつかり経験も増えてくるのだろう。
まわり道だからこそ味わえる楽しみもある。そういえば、最近いかに早く駅に着けるかより、どれだけ歩いた歩数が増えるかと考えるようになっていた。
また、100円ショップやドン・キホーテヴィレッジ・ヴァンガードでは探すことより、むしろそこで意外なものを発見するほうが面白い。
これを効率だけを念頭に置いていたら、楽しめないだろう。大量生産でないからこそ、また手作りだからこそ味があるものも多いはず。

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本気になった時点から、物事は面白くなっていく。
「直感人VS.計算人」中谷彰宏著より。
はじめから面白い仕事に出会える確立はほとんどないだろう。むしろ今やっている仕事を面白くできるかどうがの方がポイントだと思える。
だらだらとやっているうちは仕事も面白くない。その中で一生懸命やれる部分を持てれば幸せとも言えそうだ。職場を変わってもそこが面白いとは限らない。
計算人は、その仕事で損をするか得をするかを先に考えてしまう人だろう。そんなことばかり考えていたら仕事も面白くない。
直感人ははじめから損得などほとんど考えない。むしろやっていることを楽しむ努力をする。サービスなど人を楽しませることで、自分も楽しめると考えるものだ。