ライフを売るのではなく、ライフスタイルを売る。

「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
ここでいうライフを売るとは、生活必需品を売ることを意味していた。これからは、むしろライフスタイルを売っていく時代だということだった。
お客様自身も何が欲しいかわからない状態でお店に入っていくことが多い。しかし、そこに行くと何か新しいものがあると思うと楽しくなるものだ。
それはある意味ドキドキする体験でもあった。それは新商品でなくてもよかった。お客様にとって、初めて見る商品ならよかったのだ。
今まで炎天下で、男である私は日傘をささなかったが、今年初めて購入してさし始めると快適だと気づいて嬉しくなったものだ。
これもちょっとしたライフスタイルの変化かもしれないと思った次第。暑い日でも出掛けるのが少し楽になると思えば楽しいものだ。

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雑貨=安いモノではない。10万円の雑貨があっていい。
「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
一般に、雑貨というと安いモノというイメージがあるが、そんなものばかりではなかった。雑貨の「雑」はバリエーションだ、というのも面白い。それはライフスタイルのバリエーションだった。
単なる実用品には、付加価値はない。しかし、ドキドキがあれば、それは付加価値ともいえるようだ。
Tシャツ一つをとっても、数百円のものもあれば、数万円のものまである。ブランドもののデザインは、やはりそれなりの価値があるのだろう。
身につけても満足感がまるで違ってくるものだろう。傘も100円ショップでもあるが、五千円、一万円のものは進んで持ちたくなるものだ。
それを身につけると気持ちがいいものを持ちたいものだ。オンリーワンのモノなら、なお満足感があるのだろうな。

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中身は同じでも、「誰から買いたいか」ということが、一番のわかれ道・・・
「諦めない人が成功する」中谷彰宏著より。
ここでの小タイトルは“98万円の指輪が、ラジオで売れる”となっていた。ラジオでは商品は見えないのに、高額品でも売れてしまうのは驚きだ。ラジオ通販の時間は5分程度で、98万円の指輪が152個も売れたという。返品率はたった0.5%だったそうだ。
ラジオでパーソナリティーが「これはいい!」といえば、聴いている人は、それを信じて買うことを決めてしまうのだ。それは、この人がいうなら間違いないと信じられているからだろう。
6万9,800のエアコンが5分間のおすすめで、451台売れたという。売上高は3200万円だったそうだ。また6000円のお茶は、3295個で、売上高は約2000万円だったという。
ニッポン放送のラジオショッピングの年間売上高は50億円(もう10年以上前のデータ)だというから驚いてしまう。商品もいいのだろうが、それを紹介(おすすめする)人の信頼感が高いことがうかがえる。
何を売るかよりも、「誰が」「いかに」それを売るかが大事だったのだ。ものを売ろうとする時は、お客様から選ばれる「=信用される)ことが、スタートラインに立つことだと思えた次第。そこからが本当の勝負なのだろう・・・な。

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