本当に人と良い関係を築きたいなら、つかむ話よりつかむ質問・・・

「キラークエスチョン」山田玲司著より。
サブタイトルは“会話は「何を聞くか」で決まる”とあった。まさにこれこそが本のテーマだろう。自分が面白いネタで話をするより大事なことがあった。
それは、相手に気持ちよく話をしてもらえるような質問をすることだった。うまくいけば、それで相手の本音も引き出せる。これが、「キラークエスチョン」というものだった。
単に「聞く」といえば、人の話を聞くことかとも思えるが、ここでは「質問」という意味だった。わからないことを人に「聞く」ということは、意外にも簡単にできそうでできなかったりもする。
ついついつまらない質問になってしまうことも多い。まずは、相手に関心や興味がなければ聞きたいことも出てこないだろう。質問のなかにも相手をリスペクトできればなおいいようだ。
たとえば、こんな質問でもそれに該当するらしい。「その服、どこで買ったんですか?」だけでもいいようだ。これだけで、相手に興味があって、褒めているのかなと思わせるらしい。

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相手を認めて褒めることが自然にできるだけで、その人の人生は恐ろしく楽になる・・・
「キラークエスチョン」山田玲司著より。
人生とまで言ってしまうと、なんだかかなり大げさな気もするが、相手を不快にさせないことがポイントだった。つまり良くないところが目についても、できるだけいいところだけ伝えればいいのだった。
相手がして欲しいことをまず、こちらからしてあげるというがいいようだ。それは、人は誰も認められたい、褒められたいと思うものだからだった。
それができればキラークエスチョンになるよだ。質問にリスペクトという名の砂糖とミルクを入れるのを忘れてはいけないと筆者はアドバイスしている。
いずれにしてもコミュニケーションを円滑にするには、相手を認めて褒めることだった。それで好意と敬意を示すことができるならベストということになる。

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