図解は文章の設計図だ。

「図で考えれば文章がうまくなる」久恒啓一著より。
一度さらっと読んでみて、気になる部分をマークした後でもう一度読み返してみた。まずはじめに気になった部分が上記のフレーズだった。
しかも、このワンセンテンスはこの本の主題ではないかと思った次第。筆者は“文章を書くのは家を建てることに似ている”と述べていた。今までそんな発想はなかったので新鮮に思える。
自分も25年も前に家を建てた時は、どんな感じの家にするか、間取りや資金計画についてどうするかを考えたものだった。また設計図はその中心とも言えるものだった。
やはり文章もそれなりに真剣に考えないといいものは書けないのだろうな。ついつい行き当たりばったりで書いてしまうことが多いが、それでは後悔することのほうが多いものだな。
いずれにしても、全体のイメージをしっかり考えてから書いたほうがいいのだろうな。このようなブログではあまり必要ないのだろうが、まとまったものを書くときには図を意識してみたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どんな情報を伝えるべきかを考えるのに役立つのが図解・・・
「図で考えれば文章がうまくなる」久恒啓一著より。
自分から何かを発信する場合、図を描いてみると骨組みや全体像がつかみ易いらしい。また筆者は“考えるということは企画とも言い換えられる”と語っていた。しかもその企画は常に自分の内側にあるという。
その意味は、本人の経験や能力、人格を超えるような企画はなかなか出てくるものではないからだった。確かに自分が実感を持っていないことは、説得力もないだろう。
また図を使うことによって、自分自身との対話を自然に行うことができるらしい。ここでは図を描くまでを3つのステップに分けていた。
ステップ1、何を言いたいのかキーワードを書きだすこと。ステップ2、キーワードから骨格をつくる。部分ができたらそれらを組み合わせることで、全体図が出来上がってくる。ステップ3、骨格に肉付けをして図を豊かにする。
まだ細かいことはいくつかあるが、基本的なことは上記の3つのステップのようだ。これだけ知っているだけでも文章を書くときには気が楽になりそうだな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伝えるべき内容をつくり出すことこそ文章法の最も大切な部分・・・
「図で考えれば文章がうまくなる」久恒啓一著より。
今までほとんど図解文章法にはなじみがなかった。これは書こうとするテーマに関する情報を図に表わして、その図を参考にして書いていく方法だった。
図を描くことで書くべき内容が明快になれば、書きやすいに違いない。その間にいろいろと考えねばならないのだろうが。いずれにしても文章を書くことが楽しくもなるらしい。
図解で骨格や筋道が示されているなら安心して書いていけるのだろう。そうなれば、横道にそれることもなくなるし、筋が通った文章になることも頷ける。
これは図解文章法の第一歩らしい。それにはキーワードを書きだして、それらの関係を矢印でつないでいけばいいことだった。その矢印は関係詞のことだともいう。これも新鮮なヒントに思えた次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・