歳をとったから遊ばなくなるのではない。

「人間、60歳からが一番おもしろい!」保坂隆著より。
このあとには、“遊ばなくなったから歳をとるのだ”、と続いていた。こんな言葉を残していたのは、バーナード・ショー(イギリスの劇作家)だった。
実に的を得た言葉だと思った次第。歳をとっても、その年齢にあった遊びはあるものだろう。若いうちはハードな遊びができても、老年になれば、それなりの一人で楽しめる遊びも見つけられるはずだ。
まずは、遊ぼうという気持ちを持つことが先なのだろう。仲間がいればその遊びも愉しさは倍加するが、そのための計画はやはり手間暇がかかるものだ。自分のペースで楽しめる遊びを持つことも大切なようだ。
足腰がしっかりしていれば、興味がわいた美術展やそのほかの展覧会にもお気軽に出かけられる。気候がいい季節になれば、ハイキングや散歩にも思いついたその時から出かけられる。
まずは歳をとらないためにも、お気軽に遊ぶことを優先したいものだな。できれば、身体を動かす趣味を持ちたい。散歩もその一つの候補だ。
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手のかかった一流品にはきっといい気が宿る・・・
「オークン」10号、(フリーペーパー)
たまたま今月忘年会で、居酒屋の和民に行った時に手にしたフリーペーパーだったが、いろいろな読みものがあって楽しめた。特集は“夢の生まれる場所”となっていた。
上記フレーズは、辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)が語っていた中のワンフレーズだった。ここには、彼女の夢に近づくための開運5箇条というのがあった。それらはすべて自分の体験から得たものだった。
具体的で参考になりそうなので、ここに残しておきたい。1、部屋をこまめに掃除する。2、売れている歌手のCDを聴く。3、ネガティブな人に近づかない。4、気の流れがいい場所に行く。5、古いものは思い切って捨てる。
どれもこれも、いいことばかりのようだ。とくに年末は不用品の整理にいい機会かもしれない。それと、手のかかったブランドのグッズにを身につけると、なんだかいつもより自信も持てそうな気もするな。

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人間から品性をとったものがオヤジ・・・
「オヤジにならない60のビジネスマナー」中谷彰宏著より。
サブタイトルには、“お客様・女性・部下に愛される具体例”となっていた。そもそもオヤジとは、たんに老年になった男だけを指すものではなかった。
品がなければみなオヤジと呼ばれるのだった。年齢も男女の別も関係なく、人間はほうっておくとオヤジになってしまうようだ。品性は努力を要するものだった。
これはある意味サービスにも共通していることでもあった。何もしなければサービスに質はどんどん落ちてしまうからだった。いかに新しいサービスをつくっていくかは、仕事では大事なことだろう。
オヤジはジコチュウだったり、まわりの空気が読めなかったり、常識がなかったり、マナーが悪かったりする人だろう。そして、嫌われていることにも気づかないのだろう。
人は品性のなさを、教えてくれないからやっかいだ。だからこそ、品性は気づくことだと筆者は語っていた。言われて直す前にまずは自分で気がつけるだろうか・・・

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オヤジは、自分の趣味にむりやり勧誘する。
「オヤジにならない60のビジネスマナー」中谷彰宏著より。
まず、この本の最初に「オヤジ度チェック60」というのがあった。おもしろいので、そのうち数個だけ抜粋してみたい。
・人を呼ぶ時、手招きで呼んでいる。・自分の趣味をよく人にも勧めるほうだ。・説教は得意だ。・話を聞く時、腕組みをするクセがある。・見送られても照れくさいので振り返ることはない。・コーヒーが熱い時は、すすって飲むことがある。・食事のあと、つま楊枝は欠かせない。・お酌は女性がするものだと思う。・・・・
もうこれだけでも、自分にはいくつかあてはまってしまっていることに気づく。とくにゴルフの初心者は人に勧めたがるものだ。「なんでゴルフやらないの?」と言われたほうは嫌な気持ちになるかもしれない。
どんな趣味でも、その人の趣味に品性が伴っているかどうかは、他人を無理やり勧誘するかどうかでわかるそうだ。いくら勧められても関心がないことの話は聞きたくはないものだな。

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ロマンスグレーの紳士になるか、オヤジになるか・・・
「オヤジにならない60のビジネスマナー」中谷彰宏著より。
ロマンスグレーと言われればカッコイイ年配の男を連想するものだ。しかし、同年齢でもオヤジのほうが多いのかもしれない。
それはマナーがいいか、気配りができるかどうかとも関係していそうだ。気配りで思い出すのが、ケータイのマナーモードだ。
人間も目の前の人に対しての態度が、マナーモードになっているかどうかが大事だというようなことが書かれていた。それはたとえば、電車内で相手の女性に対してマナーがよくても、検札の車掌さんに対する態度が悪ければ、人から見れば感じ悪く映ってしまう。
相手によってガラッと態度を変える人が時どきいるものだ。しかし、あまりにもそれが露骨すぎると見ていてもいい感じはしないものだ。やはりこれも品性がないということになるのだろうな。