人生には、好きなことをやる時間しか残されてしない・・・

「独立するためにしなければならない50のこと」中谷彰宏著より。
筆者の中谷氏は、今でこそ次々と本を出版できているが、最初の10年間は1冊も出版できなかったと振り返っている。しかし、注文がないそんな時でも原稿を書きためていたという。
確かに小説家も、売れるかどうかわからない膨大な原稿を、アマチュア時代に書いているものだ。それでも、先のことはわからない。かなり好きでなければ継続できないだろう。
しかも、書いているうちに次々とアイデアが浮かんできて、それを実現するのはかなり大変だそうだ。そう考えると人生の短さを痛感するようだ。むしろやりたいことがあっても、それらを断念して切り捨てていくことになるらしい。
そこで、最後に残るのが本当にやりたいことになるようだ。まだまだ寿命があると思っているうちに、時間を無駄に使ってしまうものだ。独立とは関係ないが、充実した時間を過ごさねばと思う次第。

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サラリーマンの仕事は、ハンコをもらうこと。
「独立するためにしなければならない50のこと」中谷彰宏著より。
これは実に端的に、また強烈な表現だと思える。何かを決める際に、また提出する際にも押印が必要になってくる。
組織というのは、実にまどろっこしいとも思える。そして、自分以外のいくつかのハンコが押されていないとものごとは前には進まない。えっ、こんなものまで、と思える小さなものまでハンコが必要とされる世界だ。
そこで、筆者はまたこういう。「あなたは、ハンコをもらうために生まれてきたのですか?」と。こう言われると、言われた方は実に小さな人間に思えてくるものだ。
筆者の経験から、独立して成功している人は、せっかくいいアイデアを思いついても会社に採用してもらえなかった人たちだという。今の時代は何が当たるかわからないから、いろいろと試してみることこそ正解なようだ。

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