捕虜になっても戦う。

「ナニワ成功道」中谷彰宏著より。
戦争中、出身地別の隊で鹿児島の部隊は強くて大坂の部隊は弱かったという。それは大坂では、戦争で死んだら損という考えがあったからのようだ。死ぬよりむしろ捕虜になっても戦おうということだったのだ。
捕虜になったからといって、それで負けたわけではないという発想だった。死んだら負けだと思っていたのだ。意地を張るより、捕虜になりながら一発逆転を狙うという考え方もすごい。
長い目でみれば、捕虜になることに抵抗はなかったのだろう。無理な戦い方をしないということだった。大坂では失敗しても命までは取られへんと、考え失敗は平気なようだ。
これを会社や、職場が戦場とたとえれば、仕事で失敗したり、頭に来てカッとして辞めるのはバカらしいということではないだろうか。むしろ次のチャンスをつかむようう努力すべきなのだろう。
場合にもよるが、辞めたら損だというのも一つの考え方かもしれないな。長い目で見れば、粘り勝ちということも考えられる。辞めたら逆転のチャンスもなくなるし。

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オチのない話・・・
「ナニワ成功道」中谷彰宏著より。
大坂ではオチのない話は、禁止だという。オチがあってはじめてその話を評価してくれるというから、ある意味厳しい。関東ではいちいちそこまで考えて話してはいないだろう。
むしろ話すたびに、オチがあるかないかなど考えていたら話ができなくなってしまいそうだ。オチがあるということは、相手を楽しませるというサービス精神らしい。
サービス精神があるからこそ、コミュニケーションもうまくいくのだろう。それが当たり前にできるところが風土の違いだろうか。オチは場合によっては冗談ということにもなる。
一生懸命聞いていたあとで、冗談だとわかるとガッカリするか、面白いと感じるかの違いはあるだろう。まあ、話にオチがつけられるかどうかは個人のセンスにもよるかも・・・