小さいからこそできる知恵に満ちた工夫。

「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか」藤沢久美著より。
筆者は約10年ほど前に「21世紀ビジネス塾」という番組でキャスターをしていた。その時にいくつかの元気のいい中小企業を紹介していたのを思いだす。筆者はその後も3年間で400社ほども取材を続けたという。
そして、そこから小さな企業の小さな工夫が、よく見れば最先端のビジネスであることにも気づいていた。そして、その後新たに「御用聞きビジネス」が生まれてきたという。
現代の御用聞きとは、サザエさんに登場するような酒屋の三河屋さんではなかった。今の消費者の求めるものは、安心、心地よさ、自分らしさのようなものだった。一人ひとりにあった感覚のようなものだともいう。
インターネットが発達した現在では、小さな町の小さなお店でも、全国のお客様の御用聞きになることができるのだった。むしろ小さいからこそできるサービスもあるのではないだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雑談を三分以上続けることができる人は意外に少ない。
「なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか」藤沢久美著より。
確かに話し好きという人は大勢いるかもしれないが、それで相手に興味がある話ができるかどうかは別ではないだろうか。一方的に、自分の思っている事だけを話されても迷惑なこともある。
話がよどみなくできればいいというものでもないだろう。聞いている方がその先を知りたいと思うか、また新しい知識が得られたかも雑談のポイントではないだろうか。
ある会社の社長は、雑談が上手な人は、共感力がある人だともいう。聞き手にとって面白い内容をどれだけ持っているだろうかと、ふと思ってしまった。
やはり普段から幅広く準備してないと、いい雑談はできないだろう。筆者は多くの中小企業の経営者とのインタビューでもやはりいい企業の経営者は共感力があると感じたようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・