最も使えるアイデアは脱線したり行き先が見えない会議から生まれる。

カンブリア宮殿」2012年6月7日放送より。
この日の放送は「アマゾン」だった。司会の村上龍氏も頻繁に愛用しているようだった。上記のフレーズは創業者のジェフ・ベゾス氏が言ったことだった。
はじめどんな時がベゾス氏にとって楽しいのかというす質問をすると、ブレイン・ストーミングをチームの人とやる時だという答えだった。実に仕事熱心な人だと感じられる。
そこでアイデアを出し合っている時がエキサイティングと答えていた。そして、最も使えるようなアイデアは脱線したときに生まれるという。あまり突き詰めて考えても行き詰ってしまうのだろう。
しかも、会議はちょっとしたユーモアやジョークで始まって元気よく終わりたいと考えていたのだ。つまり笑って会議することが、会議をよくするというわけだった。
実に前向きで素晴らしいとも思える。やはり、リラックスしてこそ活発な発言が生まれ、いいアイデアも出てくるのだろうな。

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ほとんどの後悔は自分が怠慢でやらなかったこと。
カンブリア宮殿」2012年6月7日放送より。

後悔先に立たず、とはしばしば言われることだが、その時はなかなか気づかないものだ。司会の村上氏が、「起業の決断はどうでしたか?」と質問すると、会社を辞める時にはかなり迷ったらしい。
しかし、その時、挑戦して失敗しても後悔はないと考えて始めたそうだ。しかし、もし挑戦しかなったら、80歳になったときに後悔すると思ったという。
むしろ、挑戦しなかったことを後悔しているだろうと思ったらしい。80歳になった時に、後悔を最小限にしたいと思っていた。結局後悔するのは、「やらないこと」のほうだったのだ。
編集後記の部分で、“「なぜそんなことをやるのか」よりも、「なぜやらないのか」という問いのほうに正当性があると、ベゾス氏は考えている、”と村上龍は書いていた。
これは、ベゾス氏の起業から現在の仕事への姿勢そのものなのだろう。徹底して顧客の立場に立って、ビジネスを進めている姿が感じられた次第。

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恥をかくのはチャレンジした証。
「仕事を熱くする言葉」中谷彰宏著より。
誰でも恥はかきたくはないものだ。できれば、カッコ悪いことは人前では見せたくはない。しかし、その状態のままで成長するのは難しいようだ。
むしろ恥はかくほど伸びるのだという。それは何か実力以上のものに挑戦したということでもあるのだろう。チャレンジして進んで恥をかくことはいいようだ。
たしかに、何もしなければ、失敗もないし、恥もかかずに済んでしまう。でも、その繰り返しでは、あとで後悔するのかもしれない。
また恥をかいていることを意識することも大事だった。恥に気がつかないというのも感受性がないとうことで、それ以上には伸びないらしい。

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現実的な話ばかりしている人はつまらない。
「仕事を熱くする言葉」中谷彰宏著より。
面白い人は、話していてもユーモアがにじみ出てきたりする。そして、また会ってみたいとも思うものだ。思いがけない夢や希望を聞いても面白い。
しかし、現実の話ばかりする人は、あまり面白味を感じないものだ。非現実的なことを考えるには想像力が必要とされるのだろう。
やはり、クリエイティブな発想ができる人との会話は面白い。何となく前向きになれそうな気もするし。そのうち自信が持てるかもしれない。
現実的なことばかり、繰り返して話していると、行き詰まりを感じるのではないだろうか。どうしたら、今よりもう少し楽しく、面白くなれるかどうかを考えたいものだな。

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準備していないと、「たまたま」にはめぐり合えない。
「仕事を熱くする言葉」中谷彰宏著より。
たまたまいいことに巡りあうことがあるが、そんな時は偶然だと思いがちだ。しかし、それはそれなりの準備期間があったからこそ運が向いてきたのだという。
たまたま、何かいいことがあるのは、その分ムダなことをたくさんやったことでもあるらしい。たしかに、それは実感として理解できる。そのムダなことをコツコツやってきたからこその結果とも言えるのだろう。
一見してトクと思わなければやらない、というのでは味気なさすぎる。その時のメリットなどまず考えずにやったほうが、あとで運が巡ってくるらしい。
始めから見返りなど求めないことがいいようだ。確かに、人望のある人はあまり細かいことにはこだわったりしないように思えるな。物事を損得だけで考えないようにしたい。