人は強みを生かして初めて何かをすることができる。

「人を動かす言葉の戦略」プレジデント編集部編より。
この一冊はかつて雑誌の「プレジデント」に掲載された記事からの編集でできていた。読んでいると数年前に雑誌で読んだことがあるインタビュー記事がいくつかあった。その時には気づかなかったことも読み返してみると面白い。
これは、“なぜ「ドラッカーの名言」は日本人の心を奮わせるのか”、という部分で枝川公一氏(ノンフィクション作家)が書いていたワンフレーズだった。
ドラッカーの言葉では「いまあるのは、自生するツタだけ。人は己のなたを持ち、自力で登っていかねばならない」ともある。
日本ではドラッカーは一般には「経営の第一人者」ということになっているが、実際はめまぐるしく変わる時代に、人はどう生きるべきかのテーマを追い求めていると枝川氏は語っている。
何かをやり遂げようとするなら、自分の強みと弱みをしっかりと自覚して、それを発揮できる仕事をすべきだったのだ。