ガンガン仕事をするためには、それと同じくらい趣味に没頭・・・

『なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのがうまいのか?』内藤誼人著より。

このセンテンスのつづきは「・・・・しなければダメである。」となっていた。タモリさんの仕事は、連日忙しい。テレビやラジオの収録の時だけでなく、その準備やリハーサルでもかなりの時間を拘束されている。

それにもかかわらず、驚くほど多趣味で、話題も豊富だ。もともと趣味として、いろいろなことを調べるのが好きだそうだ。化石、仏典、地図、坂道、オーディオ、散歩、鉄道・・・などなど。

趣味に没頭できるからこそ、精力的に仕事をしようというパワーも生まれているようだ。仕事が忙しくて、趣味の時間がとれないといっている間は逆に仕事の能率も落ちてしまうらしい。

筆者は、趣味に没頭できるかどうかは、その人がどれくらい創造力のある人かどうかのバロメーターになっているとも語っている。創造性を増すためにも趣味は持ちたいものだと思った次第。

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とにかく何かを調べたら、必ずその知識を他人にひけらかすこと・・・
『なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのがうまいのか?』内藤誼人著より。
ここでの小タイトルは「知的に見えるような会話をする方法」となっていた。確かにタモリさんは、多くのタレントの中でも知的な感じがする。
さまざまな方面の知識が豊富だと感じることも多い。インタビューをしていても誰とでも、会話を弾ませることができる。頭の中に知識を詰め込んでも、それを外に出さなければ、相手に教養は伝わらない。
そのためには、積極的に、本を読んで覚えた知識は人に披露するといいらしい。しかし、本を読んでもかなり忘れてしまっていることが多いかも。
もし、しっかりと話せれば、自分の知識として身についていることも確認できる。タモリさんは「知識は持っているだけではダメだ、使いこなせ」と語っている。
筆者によれば、たとえある程度あやふやな知識であろうと、話すときはハッタリでもかまわないそうだ。遠慮することなく、知性の演出を心がけるのもいいようだが・・・

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「たかが・・・」という表現は、問題の枠組みを小さくする効果がある。
『なぜ、タモリさんは「人の懐」に入るのがうまいのか?』内藤誼人著より。
たかがという意識を持つと、肩から力が抜けるそうだ。実際にほとんど口にしたことはなかったが、これはいい方法だとも思える。
タモリさんは、テレビを“虚業”だと考えているようだ。そこで、「たかがテレビ」と考えると、肩の力が抜けて仕事ができるそうだ。
私たちも仕事で困難なシーンがあっても、その仕事を飲んでかかれればいいのだという。つまり「たかが、こんな仕事・・・」というふうに。
もし、「たかが・・・」とつぶやいてみて、それで達成が難しいと思われた仕事もなんとか切り抜けることができるならもうけものだろう・・・な。