人生は小さな改善をたくさん繰り返してると

武田双雲さんのブログ(4月21日付け)より。
「人生は小さな改善をたくさん繰り返してると、いつのまにか、周りがびっくりするくらいの変化、成長を遂げている。」

はじめ何とはない靴下の話題から始まっていた。武田氏は、前日の講演、撮影の時、作務衣を着てのぞんだものの、足袋を忘れてしまったことに気づいたのだ。裸足では寒そうなので、ユニクロの靴下のまま、草履をはいたところ、それは意外にもぴったりだったという。
人からもまるで足袋をはいているようにしか見えなかったようだ。こんなことも氏にとっては、迷った末に発見した喜びだったのだ。ちょっとした思いつきのアイデアも発見につながったという。そんな繰り返しがあれば、日々もイキイキ過ごせ、パワーアップも期待できるようだ。
そこで、この日の教訓は、やや大げさにも思えるが、「人生は小さな改善をたくさん繰り返してると、いつのまにか、周りがびっくりするくらいの変化、成長を遂げている。」となっていた。
ちょっとした工夫や改善をどれだけ継続できるだろうか。確かにこのようにありたいものだと思った次第。若くして成功した人の言葉はさりげなくまた力強い。


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個人を「自分株式会社」という企業に見立てる・・・
「モチベーションを思うまま高める法」小山龍介著より。
これはなんとユニークな発想だろうと思った次第。起業したばかりの会社はその後どれだけ発展するかまったくわからないものだ。
楽天が創業したのは1997年で、誰も7年後の2004年にプロ野球球団を持つとは思わなかったはず。逆に数十年の歴史があって、超一流と思われた会社もある日突然倒産してしまうこともある。
1850年創業のリーマン・ブラザーズの破たんで世界は大ダメージを受けている。一企業の影響は世界中にも及んだのだ。恐ろしいことである。
いくら理想的なビジネスモデルよりも、むしろ大事なのは起業家のポテンシャルだそうだ。出資した時とはまったく別の事業で発展してもいいわけだ。
自分が出資者なら、どういう基準で出資を決めるか、ということが大切なことだったのだ。計画は途中からいくらでも変わる可能性がある。むしろ着目すべきはポテンシャルやエネルギーだったのだ。

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積み重ねの数字を目標にする。
「モチベーションを思うまま高める法」小山龍介著より。
ここでの小タイトルは“できる人の目標は「打率」でなく「安打数」”となっていた。そこですぐに連想できるのが、イチロー選手のメジャーリーグで達成している安打記録だった。
もし打率を目標にしてしまうと、終盤戦で打率を下げたくなかったら、打席に立っても消極的になってしまうこともあるだろう。しかし、安打数を気にするなら、前向きになれる。
やはりチャレンジをしなければ、見ている方としても面白くない。守りに入ってしまったら、それ以上の成長もないのかもしれないな。むしろ積み上げていく記録を目指したい。
積み重ねてきた数字を目標にすれば、まだモチベーションが保てるはずだ。もし、アイデアを定期的に書き留めておいたなら、それも後にはパワーとなるようにも思える。趣味としての収集もその数が多いほど価値があるものも多そうだ。

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熟練という要素があると、(仕事に)熱中できる。
「モチベーションを思うまま高める法」小山龍介著より。
始めは意外につまらない仕事だと思っていても、それが上達するにつれて、楽しく感じられることもある。そこで、こんな言葉が紹介されていた。
「クリエイティブな仕事があるのではない、仕事をクリエイティブにする人がいるのだ」と。心構えとしては「以前よりも少しでも上達したい」「より良い方法を見つけたい」というものだった。
小山氏は以前から“ライフハック”というコンセプトを紹介していた。これは、生活や仕事で役立つちょっとしたコツのことだった。今とは別の方法があるのではないか、と工夫することだった。
もしそれを自分自身で発見できたら、思いっきりモチベーションは上がる気もする。やはり、仕事はクリエイティブにしていくほど、楽しいに違いない。
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