エリートたちはみな「使える人脈」を持ち、実際うまく使いこなしてい

「ズルくやれば50倍成功する」内藤誼人著より。
エリートたちはみな「使える人脈」を持ち、実際うまく使いこなしている・・・
原文ではエリート研究員となっていた。いきなり研究員をつけても意味があいまいなので、それは削除してフレーズにしてみた次第。(ここではアメリカのベル研究所に勤める研究員たちの調査データをもとにしていた。)
トラブルが発生した時など普通なら自力で解決しようとするのだろうが、エリート研究員たちは、実際に人脈をうまく使いこなしているというのだ。
見方によれば、嫌な仕事は他人にやらせて、自分は好きなことに集中するということでもあった。つまりズルい人は、他人を使うのがうまいのだった。
超エリートの秘密が「人脈」であり、「他人の力を借りること」であったというのだ。筆者は、こんなことから世界のホンダを築いた本田宗一郎連想していた。
彼は技術屋として夢やロマンを追求していくことができた人だ。それも、実質的な経営は藤沢武夫に任せることができたからだった。得意分野に集中できるのはすばらしい。ただし環境が許せばだが。

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われわれは「第三者から偶然聞いた話」にはとてつもない信憑性を感じ信じ込んでしまう・・・
「ズルくやれば50倍成功する」内藤誼人著より。
たとえ、家族の誰かが、個人的な意見で述べたことは、あまり真剣に聞こうとはしないものだ。子どもが受験生なら親の意見よりも学校の教師や塾の講師のいうことを信じるに違いない。
また、まったく知らない人が受験や進学の話をしているのを聞けば、その評判を信じたくなってしまうかもしれない。こういうのを「漏れ聞き効果」と呼ぶらしい。
これは使いようによっては、人を褒める時にも使えるのだった。直接その人(Aさん)を褒めるよりも、まずその人に近い第三者(Bさん)さんはすごい人ですと、歯の浮くようなお世辞をいうのだ。
すると、後日BさんはAさんに対して、誰々がホメいていたと伝えてくれるのだという。つまり第三者を通すことで、お世辞ではなく信憑性が増してくるというものだった。
これは噂を流してターゲットを操作するというかなり難しそうにも思えるテクニックでもあった。そういえば、この章のタイトルは「だましの暗示術、腹黒ハッタリ術」となっていた・・・

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大人が「あいつは面白い」とか「また会いたい」と思う条件・・・
「ズルくやれば50倍成功する」内藤誼人著より。
それはモノではなくて、あくまでも「情報」だったのだ。いつも会うたびに新鮮で刺激的な情報をもたらしてくれる人こそが「面白い人」であった。
しばしば面白いというと、笑いを連想してしまうが、別に笑いは必要はなかった。知らなかったことを知ることほど面白いことはない。だからテレビ番組でもクイズ番組はなくならないのだろう。
知らないことをタダで知るとなんだか得した気持ちにもなるものだ。もちろん情報はアンテナを張っていなければ素通りしてしまう。面白い情報が提供できれば、人も集まってくるともいえそうだ。
とくに人の興味を引く情報は「予想外の情報」(新奇性)だという。つまりありふれた情報ではなく「人とは違った情報」をつかむことが肝心だったのだ。また情報をギブすることで、新たな情報もテイクすることができるようだ。
時にはエンターテイメント性のある情報も喜ばれるかもしれない。またサービス業ならお客さんとの関係も、面白い情報を提供することで親密になれるに違いない。

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