満塁ホームランを狙うから仕事ができない。

「男は女で修業する」中谷彰宏著より。
この本のサブタイトルは“ビジネス運を上げる60の法則”となっていた。つまりこれで、仕事がうまくいくようになるヒントが述べられていることがわかる。
仕事ができないと、その成果を求めていきなり挽回しようとホームランを狙ってしまいがちだ。とはいってもそうそう簡単には一発逆転は難しい。
むしろ、コツコツとヒットを積み重ねていくほうが、点につながりやすい。内野安打でも十分なのだ。仕事でいえば、地道に小さなことを積み重ねるということになる。
点を取るとは、営業ならお客さん、お得意様と親しくなるともいえそうだ。いきなり親しくはなれないもの。やはり工夫しながら会うしかない。
いいコミュニケーションができて、その結果が仕事の成果につながるともいえる。あせっていいコミュニケーションをつくろうとしても、それは未熟な技術で本塁打を狙うようなものだろうな。

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小さいお礼をどれだけわすれないか、それに気付けるかどうかが大切。
「男は女で修業する」中谷彰宏著より。
男の場合はついついお礼を言い忘れてしまうことが多い。言っても「社交辞令」になっている。女はそが大事なコミュニケーションになっているらしい。
ちょっとしたことでも、感謝されればうれしいものだ。コミュニケーションのなかでも、お礼は大事なものだった。
そういえば、もう30年も前のことだが、知り合いの弁護士事務所の秘書の女性に何かの書類を届けてもらったことがある。その際コーヒーを一杯差し上げたのだ。
すると、数日後丁寧なお礼の手紙をいただき、嬉しかったことを思い出した。その直筆の文字があまりにもきれいだったので印象に残っている。できる女の人は違うと思った次第。
男は大きいことのお礼は言えるが、小さいことのお礼はついつい忘れがちになってしまうもの。こんなところも注意せねばと思った次第。

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「勉強すること」イコール「のんびりすること」で、」気分転換になっている・・・
「男は女で修業する」中谷彰宏著より。
この部分のタイトルは“男のレジャーは、ゴロ寝。女のレジャーは、勉強”となっていた。そういえば、のんびりしたい時はただなんとなくごろごろしてしまう。
レジャーも大きく3つに分類されるという。それは1次レジャー、ゴロ寝。2次レジャー、娯楽。3次レジャーは教養・勉強だそうだ。
男は1次がメインで頑張ってゴルフ、マージャン、カラオケ程度らしい。女は3次レジャーまで入っているそうだ。確かにカルチャーセンターは昼間だから女性がメインだろう。
学びの機会も女性の方が多いのかもしれない。美術館に行くというのも、レジャーだった。余暇で教養をつけるというのは、レジャーにもなっているのだった。
勉強して、それが気分転換するという発想は面白そうだ。確かに一部では語学の勉強が趣味だという人もいる。何かを自分なりに研究するというライフワークを持ちたいものだな・・・

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楽しみながら、それで食べていけるのが本当のプロ。
「男は女で修業する」中谷彰宏著より。
ここでのタイトルは“楽しみながら稼いでいる男が、モテる。”だった。確かに連日苦しみながらやっと仕事をしている状態なら人を楽しませる余裕もないだろう。
中谷氏は、男には3通りあるという。1、ただ稼いでいる男。2、ただ楽しんでいる男。3、楽しみながら稼いでいる男。このうちモテるのは3だというがそれは当然だとも思える。しかし、それは実際難しそうだ。
たとえば一流と言われるスポーツ選手などは、実際に楽しみながら稼いでいる。筆者は、ただ食べていけるだけではプロとは言えないともいう。
仕事をする限りは、プロ意識を持っていたいものだ。つまりここでは、その仕事を楽しんでできるということだろう。今後ともそれを目指したいもの。