面白くないことを面白くしていくのが企画力。

「プラス1%の企画力」中谷彰宏著より。
一見、企画というと企画部で行う仕事のように思えるが、別にそういうものでもなかった。日々の仕事はすべて企画が必要なものばかりだった。
仕事が面白くないのは、そこに工夫をしてないからだということが述べられていたが、まさにその通りだろう。人から言われたままにやっていても面白さはない。
むしろ人とはちょっとだけ異なる工夫を加えることで仕事も面白くなるものだ。もともと面白い仕事などないと考えたほうがいいようだ。
たとえ雑用と思われることでも、1%程度でも自分なりの工夫をすれば、前向きな気持ちになれそうだ。あとはそれを習慣化して継続できるかどうかかもしれないな。

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企画とは、物語・エピソード、あとで人に話せるネタをつくっていくこと。
「プラス1%の企画力」中谷彰宏著より。
筆者は「企画」を「趣向」という言葉にも置き換えられるという。たとえば「こんな趣向で」ということはあるアイデアを出すということだろう。
いつも通りのやり方では、決してネタにはならないだろう。またいい意味でのウワサにもならないに違いない。そこに何か従来とは違ったやり方があるかどうかがポイントと思える。
人と会ったあとで話したことなどが、その家族があとで食事時に話題やエピソードとしてあがるようであればネタを残したことになるだろう。遊び心もあるといいのかもしれない。
できればオリジナルなネタを残したいもの。もしこちらの都合でカタログやパンフレットを渡すのであれば、ちょっとしたひと工夫がなければ見てもらうのは難しそうだな。
タイトルのフレーズにある「人に話せるネタ」とはそれなりに成功した企画であるのだろう。人とは異なる工夫を加えたからこそ人に話せるネタになるとも言えそうだ。
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続けられない企画は、企画としては二流・・・
「プラス1%の企画力」中谷彰宏著より。
そう言われれば、映画でも読みものでも、シリーズ化されているものは、企画として成功しているのだろう。テレビ番組でも長寿番組と言われるものは視聴率も安定しているに違いない。
また商品なら、長年にわたって売れ続けているものは、いい企画の商品なのだろう。とは言っても、まったく同じものが続いているわけでもない。
その時代に応じて変化させているからこそ、支持されるのだろう。企画は決して派手なものではなかった。当然ながら無理をすれば長続きは難しくなるもの。
お店でも常連さんが多い店は安定しているに違いない。派手な企画だから来たというお客さんは、長続きするとは限らないようだ。バーゲンや値引きだけで来店するお客さんは、ほかの店にもすぐに移ってしまう可能性が大きい。

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