「人の心に焼き付いて成功したアイデアと、消え去ったアイデアの違い

朝日新聞」土曜版2011.1.15付けより。
これは連載されている「勝間和代の人生を変える「法則」というコラムの中にあったもの。ここでの表題には「アイデアは心に届かなければ意味がない」“succes(s)の法則”とあった。
まずは、このカッコのフレーズにひかれて読み進んでみた。すると、この英語はこじつけてつくったものだろうが、よくできていると思えた次第。次のように6つの頭文字の解説されていた。
1、Simple単純明快。2、Unexpected意外性がある。3、Concrete具体性がある。4、Credible信頼性がある。5、Emotional感情に訴える。6、Story物語性がある。つまり、人の心に焼きつくアイデアには上記の6つのポイントが含まれているものだということだった。
確かにこれらが網羅されているなら、かなりしっかりしたアイデアだとも思えてくる。実に共感できる。そうなるためには十分に練られたものであるということが言えそうだ。
またこのコラムの最後の部分には次のようにもあった。「どんなに優れたサービスや商品を開発していたとしても、相手の心にたどり着かなければ意味がありません」と。
結局、そのためにCMや各種媒体を使ってよりよく知ってもらおうと努力をするのだろう。マンネリに陥っている時にこそこのフレーズを思い出したいと思った次第。

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「野球で緊張するわけないだろう」
朝日新聞」2011.1.15付けより。
この日のスポーツ面の見出しは、「2氏野球殿堂入り」だった。この記事にかなりのスペースをさかれていた。2人は落合博満氏と皆川睦雄氏だった。またそのページには編集委員の西村欣也氏のコラム“EYE”があった。
そこでは落合氏のエピソードが語られ、上記フレーズはそこからのものだった。西村氏が野球記者1年の時に、ロッテの新人落合が初安打を放った試合の後で「緊張しませんでしたか」という質問に対して答えたものだった。実に自信とプライドを感じさせる言葉でもある。
時にそんなおれ流といわれる発言が、マスコミに批判されることもあるようだ。確かに実績のわりには嫌いだという野球ファンも多いようだ。しかし、グラウンドでの実績はとてつもない記録を残していた。
まずは、史上最多の三冠王3度。今後この記録を抜ける強打者は出てくるのだろうか。さらに首位打者本塁打王打点王各5回。こんな実績の前では今のどんな選手も従わざるを得ないだろうな。
しっかりと自分の理論をもち意見を放ってきている。それが必ずしもすべて成功しているわけではないだろうが、常に「おれ流」を貫いて殿堂入りはすごい。「仕事で緊張するわけないだろう」と言ってみたいもの。















「図解で身につく!ドラッカーの理論」久恒啓一著より。