勇気は子供のころに感動した体験があれば出る・・・

朝日新聞」2011.1.4付けより。
この日は二面にわたって、2人のインタビュー特集記事があった。建築家の安藤忠雄さんと指揮者の佐渡裕さんだった。テーマは若者よとなっていた。
若い人たちにメッセージを、と言われた安藤さんは次のように語っていた。自分を変えるのは自分で、それは子供のころ何かをして面白かったという感動があるからだと。
その感動体験があれば、大人になっても無謀とも思えるところにも足を踏み込めるともいう。そして、失敗を繰り返しながらも、世界は開けていくものだと語る。
一方佐渡さんは、小学生のときの卒業文集に「ベルリンの指揮者になりたい」と書いて、今その夢が実現してしまったのだ。ずっと思い続けた結果だともいう。また夢があったからこそへこたれなかったようだ。若者には、夢を大切にしてほしいと語っている。

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日本では全国約8割の学校に吹奏楽部がある。
朝日新聞」2011.1.4付けより。
(前日のつづき)
これは佐渡さんの言葉だった。そして、これは世界でも極めて珍しいことらしい。確かに中学、高校時代には吹奏楽部があった。
私は何もできないので、何でも楽器が弾ける人はうらやましい。上達するには何でも苦労するだろうが、マスターすれば音楽、楽器は一生楽しめそうだ。
佐渡さんはさらにそこから、よりすごい感動や面白いものにつなげていくかが課題だと述べている。
安藤さんも、建築でも大学では進んでいるが、そこからどう抜きんでるかが大切だともいう。そして、氏は新しい発見、体験をした人はその感動を生きる力に変えていくと思っている。
とくに子供のころの教育は大事だと思っている。つまり感受性が強いころの体験を大切にすべきということだろう。

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