女性は計算が大好きだ。

「ギフト〜E名言の世界〜」4月号より。
これは“女性”というテーマの回に紹介された名言の一つだった。この名言を残したのは、マルセル・アシャール(フランスの劇作家)だった。この部分の英訳があって、?Woman has a passion for calculations."となっていた。
日本語の「計算」も英語の「calculation」にも、またフランス語にも2つの意味があった。それらは、「計り、数えること」と「打算的なことを考えること」だった。言語は違っても「計算」という言葉が同じように使われているのがちょっと意外な気もした。
このことを実感するために実は、この言葉のあとに続いているフレーズが面白い。「自分の年齢は2で割り、着ているドレスの値段には2を掛け、夫の収入には3を掛け、仲よしの女友達の年齢には5を足すのだから」、となっていた。
これは劇作家ならではの表現かも。計算高いのは女性だからとは言えないでしょう。男だって、けっこう損得の計算ばかり考えている人もいますからね。いずれにしても、そんな人間とはあまりお友達になりたくないものだが。

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これでうまくいかないという発見を1万回したのだ。

「ギフト〜E名言の世界〜」4月号より。
これはエジソンの名言で、この前には“私は失敗していない”、という言葉がついている。「1万回」とはとてつもなく多く、という意味合いだ。英語ではしばしばたくさんのことを表現する場合、大きい数を持ってくる。“Thanks a million.”なら「本当にありがとう」、という意味になることは昔習ったものだ。
また、エジソンの場合、実際電球を開発した時には、6000種類の素材を根気よく試していた。つまりそれは失敗の山だとも言える。しかし、その後竹を使ったフィラメントで900時間の点灯に成功していた。
「失敗していない」というのは実に負けず嫌いの言葉に聞こえてくる。エジソンは、12歳の時に事故で耳がほとんど聞こえなくなった時には「これで雑音がなくなり、集中力が増すではないか」と言ったそうだ。
さらに、1日18時間も働くこともあって、「休むことは錆びつくこと」とも考えて、働き続けたのだ。やはり生涯に1000を超える特許をとるには、ありれるほどの執念がなければ無理だったのだろうな。たんに常識だけの人間には、とてつもない発明などとうてい不可能に違いない。

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失敗を受け入れることはできる。だが、挑戦をやめることは受け入れられない。

「ギフト〜E名言の世界〜」4月号より。
これは「失敗」というテーマのところで、目にした名言だった。語っていたのはマイケル・ジョーダン(元プロバスケットボール選手)だった。
英語では、“I can accept failure・・・But I can't accept not trying.”となっていた。acceptはここでは「認める、理解する、納得する」に近いニュアンスだった。
やってダメならあきらめもつくが、挑戦さえさせてもらえなければ、納得できないものだ。しかし、現実ではけっこう理不尽とも思える決まりがあって、なかなかトライさえさせてもらえないこともある。
そんな時は、実に歯がゆく感じるものだ。やはり、仕事で成長していくためには、失敗しながらでもトライして自分なりに仕事を覚えていくしかないだろう。そしてノウハウを身につけていくべきなのに・・・