大人になれば、大人になれると思ってた。

サントリー「BOSS」のコピーより。
たまたま今日自販機で買って飲んだ缶コーヒーの名称が「大人の流儀」というユニークなネーミングだった。しかも、まったく偶然にも電車内で目にした広告には上記のコピーがあったのだ。そのあとには、「甘かった」とあった。なんだかちょっと気になる広告のコピーだった。4人のタレントの顔写真があった。(北大路欣也加藤剛松坂慶子加藤茶)みな、50代〜70代だろう。大人のうちでも高齢なほうだ。

「大人の流儀」などと、まるで本のタイトルのようだ。実際にその題名の本はあった。『大人の流儀』(川北義則著)だ。その本の宣伝文には「自分の言葉を持っているか。きちんと謝罪できるか。本当の親孝行を知っているか。いま見つめ直したい洗練された大人の流儀」とあった。

さらに解説の部分には次のようにある。『人はどんな人物に魅力を感じるのだろうか? いつの時代も、自分の目で見て、耳で聞いて、頭で考えて、「自分の言葉」で話せる人に、人は魅力を感じるのではないだろうか? その人の生き方、仕事、遊びにおいても、ひとつの「流儀」が貫かれているのではないだろうか? 「流儀」とは、その人独特のやり方である。』と。

ウェブによると・・・・「サントリーコーヒー ボス 大人の流儀 −脂肪ゼロ・砂糖ゼロ−」
 ― “脂肪ゼロ・砂糖ゼロ”の大人のための新しい缶コーヒー   「ボス 大人の流儀」は、“脂肪ゼロ・砂糖ゼロ”ながらも、コーヒーとミルクのバランスのとれた味わいが楽しめる、大人のための新しい缶コーヒーです。・・・と書かれている。

“脂肪ゼロ・砂糖ゼロ”とうたってあるのは、50代の私にはちょっと嬉しい。この中高年をターゲットに絞ったような缶コーヒー、どれだけヒットするだろうか。砂糖ゼロなのに意外に甘さがあった。これでようやくコピーの中に「甘かった」とあったのはこのことかと思い当った次第。