一時停止ボタンを解除すれば、・・・

ホームページ「どらく」(2009.7.18)より。
この週の“ひとインタビュー”のコーナーでは谷村新司さんが答えていた。なんと28年ぶりにアリスとしての全国ツアーを今月から開始するという。この中で「実はアリスは一度も解散するとは言ってない」と語っていたのだった。
28年も活動してないのだらら、もうとっくに解散しているのかと思っていたが、それは一時停止のボタンを押すように活動を停止していたのだった。
つまり今度のアリスとしての活動は再結成ではなく、活動の再開で、“一時停止のボタンを解除すれば、また自然に動き出せる”ということだった。もちろんそれだけのパワーをもったグループだからこそできるとも言える。
この“一時停止ボタンの解除”という考え方は応用ができそうだ。何らかの理由で長年中断していた趣味や運動や勉強もまたある時期から再開できる言い訳にもなりそうだ。(でも、それが禁煙の場合は解除しない方がいいかも・・・)
ということは、それなりに再開できるだけのパワーをふだんから蓄えておくということが前提になるだろうが・・・、実はそれにはちょっと努力を要するかな。


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僕らが学んできたことの大半が「HOW」・・・
ホームページ「どらく」(2009.7.18)より。
谷村新司さんは、60歳になって初めて小説「昴」を書いていた。そして、今年は2冊目「階」を書いたという。そこでのキーワードに「HOW」と「WHY」があるらしい。
確かに振り返れば、なぜ?よりもてっとり早く、どうすれば、などの方法を手に入れたいと思うことの方が多かったかもしれない。物事のちょっとしたノウハウさえつかめれば、うまくいくだろうと考えたりするもの。
しかし、秘訣やノウハウはそうそう簡単につかめるものではない。他人がそれでうまくいったからと言って、自分もうまくいくとは限らない。
たとえば、はじめブログは“どうやって”書いたらいいのだろう、と考えたりしていた。はたして続けられるだろかとも思っていた。つまりそれは「HOW」だったのだ。
そこで、「WHY」を持ち出してみると面白い。いったいなぜブログを書いているのだろうと。結局それは、自分が面白いと思っていたからだとわかる。もし、つまらなければもうとっくに辞めていただろう・・・な。
幼い子どものときほど、なぜ?どうして?を連発していたもの。それにどう答えをもらったり、していたのだろうか。大人になるにつれて、どういうわけか知ったかぶりをしたがるようになってしまうものだなぁ〜。


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向かい風をつかまえているときはすごいチャンス・・・
ホームページ「どらく」(2009.7.18)より。
(前日のつづき)
この人(谷村新司)だからこそ、言えることだろうな、と思ったのがこの部分だった。というよりも最近は不況のせいか、しばしば似たような言葉を見たり聞いたりするようになった。
書店に行っても「ピンチはチャンス」のようなタイトルの本もある。また人生に失敗はない、それがあるからこそ見えてくるものがある、と言われれば実にかっこよく聞こえてくる。これらはすでに成功している人の言葉だろう。
谷村氏は表現者らしく、さらにカッコよく次のように語っている。「向かい風だからこそ、飛行機も凧も高く上がっていける。・・・」と。
しかし、その風だって程度次第だろう。もし台風のような大風なら当然ながら飛行は中止されるし、凧も上がらない。つまりは、そこそこ自分が克服できる程度の逆風ならば、という条件付きだとわかる。
私などむしろ、向かい風よりも、無風状態、または追い風を祈っているばかり・・・結局祈っても風は吹いてこない・・だからダメなんだろなぁ〜