アマチュアレベルは、ちょっとやればマネができる。

鈴木敏文 考える原則」緒方知行編著より。
店の場合、清潔であったり、接客での愛相がよかったり、品揃えが満足できるものであってもその程度ではまだアマチュアのレベルだった。それはマネしようと思えば誰にでも努力次第でそのレベルまでいけるからだ。
プロの段階では人に簡単にマネされないくらいのレベルに持っていかないと、業績は上げることはできないようだ。スポーツも練習次第では、ゴルフも野球もバレーボールもスキーもそこそこ楽しむことはできるだろう。
もし、ゴルフのシングルプレーヤーなら一つの街に何人も存在しているかもしれない。しかし、プロの世界ではお金が稼げなければならない。それは恐ろしく大変なことだ。
日々の仕事でそこまでの厳しさを感じたことはあるだろうか。商売でも過去に成功したからと言って、同じような方法で長年続けてうまくいくとは限らない。むしろ時代の変化に通用しなくなることの方が多いかもしれない。
今ではどれだけ変化に対応できるかの方が大事だともいえる。それができてこそプロとも言えそうだ。世の中が変化していることを、どれだけ実感できているだろうか。やはりマンネリは敵かな・・・


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「彼がクスッと笑ったり、ウッとうなったりするのがすごく大事・・・」
ホームページ「ドラク」“ひとインタビュー”より。
ここでは「炎の人」ゴッホに挑戦する市村正親さんのインタビューがあった。その役作りのため減量だけでなく、実際に油絵を何枚も描いたという。そして描くことでがぜん親近感がわいてきたようだ。役者魂さえ感じさせる。
さて、上記の「彼」とは演出家の蜷川幸雄さんのことだった。市村さんの演じる上でのこだわりとして、演出家と楽しく仕事をすることだと述べていた。ここでの演出家は監督に近い絶対的な存在だろう。
とにかく、蜷川さんの興味や感情を揺さぶることが芝居の第一歩だと考えている。というのも「おれを驚かせてくれよ。そうでないとお客さんだって楽しめないよ」と蜷川さんが言っていたからだった。
これも一般の仕事にも当てはまりそうだ。新製品を発売する場合もある程度市場調査で、いい結果が表れなければ発売後その商品がヒットするかどうかは怪しいからだ。まずは、事前にウケることが大事だろう。いま流行りのお笑いだって、厳選され十分に練られたネタでなければ、一般大衆にウケるわけがないな。

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子どもの前には名優はいないと言われる・・・
ホームページ「ドラク」“ひとインタビュー”より。
市村(正親)さんは、劇団四季では子ども向けの芝居を数多く経験して鍛えられたという。とにかく子どもは正直だ。役者が誰であろうと関係ない。中身こそが、演技こそが評価されてしまう。
市村さんは、名優であろうとなかろうと、全部のエネルギーを出し切らないと子どもはついてこないという。子ども相手ならブランドなどまったく無意味なのだとも言えそうだ。
ブランドなどなくても子どもなら、感覚だけで判断してしまう。ある意味厳しいことだろう。食べ物ならうまいかまずいかだけで十分だ。むしろブランドで左右されるのは大人だ。
大人ならそれを誰が演じるかで興味が違ってきたりもするだろう。だからこそ、子どもが素直に感動してくれるならいい役者、いい芝居だといえるのだろう。だから市村さんは観客である子どもたちに鍛えられた役者ともいえるかな。

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落ち込む前に、まだ稽古が足りないんだと思って稽古する・・・
ホームページ「ドラク」“ひとインタビュー”より。
このフレーズは、市村(正親)さんに対して「いつもパワフルですが、落ち込むことはないですか?」という質問に対しての返答の一部だった。
まず始めにきっぱりと、「ない」と答えている。そして、「芝居でうまくいかなければ、落ち込む前に、まだ稽古が足りないんだと思って稽古する・・・。芝居がテンションを引き上げてくれるところもある。」ともいう。
これを一般の仕事に置き換えたなら、仕事がうまくいかなければ、まだまだ努力不足だと自覚することだろうか。また、仕事がうまく運んだときには、さらにもっといい仕事を成し遂げたい、と思うことと似ていそうだだが。
結局、市村さんは落ち込んでいる暇などあったら、せっせと練習をすべきだと言っているようだ。それでこそ結果を問われるプロだといるのだろうなぁ。(がむしゃらに立ち向かうパワーが欲しい・・・)

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かつては衝動買いの最たるもの・・・
朝日新聞土曜版」2009.6.6付けより。
“元気のひけつ”というコーナーでは「かむ効果」について述べられていた。かむといってすぐに連想できるのがガムだった。そのガムは「かつては衝動買いの最たるものでしたが、最近は目的をもって消費されるようになってきました」とあった。
そういえば、お店でガムが置かれている場所は衝動買いをしやすいレジ近くが多い。それはドラッグストア、コンビニ、スーパー、生協、100円ショップどこでも共通している。そして、私は今でもほとんど衝動買いしてしまう。
そして、目的買いとはキシリトールガムで、とくにボトル入りガムのことではないだろうか。私は相変わらず板ガムのほうを噛んでいる。というのも、ポケットやカバンに入れやすいからだ。いろいろな味のものを店で見てから適当に買っているだけだが。
外出中などには、ランチの後にはたいていガムを噛むようにしている。食後はそれで口の中が意外にすっきりしたりするもの。いつも爪楊枝があるわけではないのでそんな時はガムが助かる。
ここには“かむ効用”について述べられていた。一部を抜粋してみよう。1.消化を助ける。2.歯ぐきやあごの骨を丈夫にする。3.唾液の分泌を促す。4.脳を活性化する。
4.の説明の中には「ゆっくり食べることで満腹感が得られ、ダイエット効果が期待できる」、というのがあったがどうだろう。(ゆっくり食べているうちに、どうもたくさん食べてしましそうだが・・・)

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もはやボヤきを通り越し、泣き言を言いだす始末だ。
スポニチ」のホームページ2009.6.9付けより。
ここでも見出しは「ノムさんキレた!今季初5連敗で4位転落」となっていた。先月までは首位だったにもかかわらず、交流戦では急に勢いが衰えてしまったようだ。
しかも、つい先日はスポーツ紙でもホームページでも同じような記事を目にしていた。それは「験を担ぐことで知られる名将は、勝ち負けによって高級腕時計をつけ替える。」というセンテンスを目にしたからだった。
まだ記憶に新しく面白かったので書いておこう。5月には沙知代夫人から1カ月以上も前倒しで誕生日プレゼントとしてスイスの高級腕時計を贈られていたのだ。価格は推定1000万円という代物だった。
ところが、この時計を腕に身につけてからというもの、3勝7敗となってしまい首位を転落していたのだ。そこで、験をかつぐ野村監督はそれを時計のせいにして返品(実際は交換)したらしい。
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蛇足ながら、6月5日の記事には野球用語と時計を混ぜ合わせた面白表現があったので、抜粋しておこう。
1、購入したばかりの高級腕時計に“戦力外通告”を突きつけた。
2、高級腕時計をわずか2週間で返品するという“鬼采配”に出た。
3、新たな「連勝時計」を“ノムラの目”で探す意気込みだ
4、「チェンジだ!!」上着のポケットから取り出したのは、高級腕時計「コンキスタドール・コルテス・ダイヤモンド」の特注品。
5、心機一転、知将が新たな勝負の時を刻む。
6、“戦力外”となったのは沙知代夫人から1カ月以上も前倒しで誕生日プレゼントとして贈られたスイスの高級腕時計「フランク・ミュラー」。
7、ノムさんは「こんなケチのついた時計はいらね」と“放出”を決めた。
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しかし、その効果も空しく連敗を続けてセの首位巨人相手では通用しなかったようだな。