もっと能率よく、ラクをして、効果の上がる仕事をしなければ、・・・

鈴木敏文 考える原則」緒方知行編著より。
これは“変化に対応するため、仕事に踏み込む”というテーマで書かれている中にあったフレーズだった。ただラクをするのではなく、その上効果が上がらねばならないのだ。
つまりラクをして効果が上がるようになるためには、かなり頭を使わなければできないことだ。さまざまなシミュレーションを想定しなければならないだろう。従来の仕事のやり方を変えなければ、なにも期待はできない。
このページの前後では鈴木氏は「仕事に踏み込む」という言葉を何度も使っている。たとえば、“それぞれが自分の仕事に対して、どれだけプロとして踏み込んでいるかが大切”ともいう。また“成長するためには、仕事に対して突っ込む以外にはない”という表現も使っている。
さらには、“仕事に対しての踏み込みがない状態では、決して仕事はおもしろくならない、”と述べているがまさにその通りだろう。与えられた仕事だけをやっているうちは仕事はおもしろくはない。自分なりに創意工夫して結果が現われた時にやりがいを感じたりするもの。
さらに後ろのページでは、“踏み込みのある仕事をしていけば、これからどうしていかなければならないか、明日からどういう手を打たなければならないのかが身についてくる”と教えてくれる。
こう見てくると、“もっと能率よく、ラクをして、効果の上がる仕事”というところに至るまでにはかなりの努力を有するだろう。しかし、それを念頭に置きながら仕事をすることは必要だろうな。

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商品が完全にマンネリ化したところでは、売上が下がる。

鈴木敏文 考える原則」緒方知行編著より。

もう安売りの販促では売上はあがらないと鈴木氏は断言している。価格を下げるよりむしろ新しい価値の追求こそが命だという。かつてはそんな販促策も効果があっただろうが、今はもう時代が違うようだ。
多少価格を下げても、それほどのインパクトはない。つまりお客さんは呼び寄せられないのだ。お客さんの心を動かしていくのは、今までとは違った商品だというのが鈴木氏の主張だった。つまり似たようなものでも、今持っているものと違っていれば、「それならもう一つ」という気持ちにもなってくる。お客さんにどうしたら飽きられないかというところがポイントだった。
心を動かせるような新しいものをどれだけ提供できるだろうか。購買意欲はほんのちょっとしたところから生まれてきそうだ。あの店に行けば、新しい商品に出合えると期待してもらえれば幸いだろうな。
そう考えれば、お客さんにいかに毎回新しい商品やサービスなどの情報を提供できるかも当然ポイントになってくるはず。その方法もまた新たに変化させていかなければ、情報を受け取る側も飽きがきてしまうだろうな。常にマンネリ化を打破する仕事を心掛けたいもの。


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いままでの仕事を否定してかかること。

鈴木敏文 考える原則」緒方知行編著より。
つまりこれが、マンネリ化打破の基本だった。はじめはどんな画期的な方法や仕事だと思っても、時が経つにつれてどうしてもマンネリ化してくる。仕事に限らず、日常のことすべてに当てはまるだろう。
鈴木氏はマンネリ打破する方法について思い切ったことを提案している。それは、習慣的にやっていることを全部否定してかかることだと。しかも、それは一回だけでなく何度も繰り返すことが有効なようだ。
習慣化したことに対して、まったく逆の発想をすることで、はじめて新しい発想や考え方が生まれてくるようだ。あえて人と反対の意見をいうことで、新たなアイデアも生まれてくるともいう。みんなが肯定しあっているうちは、新しいアイデアは出てこないもの。
自分の今までの考え方や行動を否定するのは難しいことのようだが、それをしないと次の考え方も生まれてこないらしい。結局は意識の問題でもあるかな。いずれにしてもマンネリ化からは何も生まれてこないことは確かだろう。
店なら定期的に商品を入れ替えたり、店舗全体をリニューアルしたりしている。また店が変わっても人自身も新鮮に生まれ変わらねばな。(実はこれが一番難しそうだが)


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ブログは使い方次第で優秀なメモになる

ホームページ「どらく」より。
これはライフスタイルというコーナーにあった記事の中のワンフレーズだった。ただなんとなくだらだらとブログを書き続けている。もう4年になってしまった。辞め時が見つからないだけかもしれない。
書き続けていてのメリットの一つは、手書きの日記と違ってあと書いた何かについて見つけたいときにデジタルだと簡単に検索できることかもしれない。
たとえば、たしかあの歌にことについてはいつか触れていたが、いつ頃どんな風に書いていたのだろうか、などということもその歌の題名や歌手などをキーワードに検索すればたちどころに過去の日記にまでたどり着けるのがありがたい。
ということを考えれば、「優秀なメモ」とは後で振り返りやすい(=検索すればすぐに見つかる)、ということだろうか。
「紙のメモと違って後から検索するのも簡単ですから、ブログはデジタルなメモとして使うのもおすすめですよ。」ともあった。紙のメモは書いてあってもそれがどこかになくなってしまうことや、後では不要だと思ってすぐに処分してしまうことの方が多い。
しかし、デジタルの場合はそれっぱなしで構わないのだ。あえて、すぐに捨てなくても邪魔にならないところがいい。またブログは自宅のパソコン以外にもケータイからも思いつきをお手軽に更新できたりするから便利だ。