ビジョンが燃料だとすると、目標がものさし・・・

「自分が輝く7つの発想」佐々木かおり著より。
筆者は何かを成し遂げるには、ビジョンと目標の二つが必要だと述べていた。ビジョンとは具体的な映像として想像できる光景だという。つまり将来成し遂げたい自分の姿を思い描くことになる。
もしそれが、英会話だったら、多くの外国人と楽しい会話を自由にしている姿になる。痩せようとする人はダイエットが成功したあとの姿を想像してみることだろうか。ビジョンは行動を起こすためのやる気の源だった。
それで、行くべき方向が分かったら次に具体的にどうしたらいいのかというのが目標になってくる。もし、体重を落としたいなら、具体的に食事をどうするなど、生活面で1週間後、1ヶ月後、1年後などの目標を立てて実行することだった。つまりそれはものさしだと筆者は表現している。
何となくビジョンと目標といわれてもピンとこなかったが、これを意識することで仕事も日常生活も趣味も少しは面白くなりそうな気もするが。人によってビジョンも目標も異なっている。自分なりに何かちょっとした目標があるというのは励みにもなるかな・・・。

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アメリカの小学校では、授業の中に、ショウ&テルというのがある。
「自分が輝く7つの発想」佐々木かおり著より。
showは見せるで、tellは話す、つまり見せて話すという練習だった。子供たちは、何か一つ見せたい物を持って行って、たいていはお気に入りのものだろうが、クラスの皆の前に立ってそのものにまつわる話をするというものだった。
ものに対する思い入れや関係を自分の言葉で話すのは、表現力を養ういい勉強になりそうだ。日本にはそんな授業はなかった。一つのものをいろいろな角度から眺めて考え話すことは自分を成長させてもくれそうな気がする。
大人になってから、仕事で何かモノや事柄を説明する機会はあるものだ。しかし、必ずしも自分の思い通りに満足にしゃべれるとは限らない。たいてい、後になってから、ああ言えばよかったなどと後悔することが多い。
アメリカではそんなことを小学校の授業に取り入れているのはすごいとも思える。あらかじめ決められた時間内で何かを説明するのは、プレゼンテーションの練習を子どもの頃からやっているのと同じことにも思えてくるな。ショウ&テルと実に短くて簡単そうだが、かなり大切なことが含まれていそうだ。

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社会の中では、「勝ち勝ち」が存在する。

「自分が輝く7つの発想」佐々木かおり著より。
一方が勝てばもう一方は負けだと考えがちだが、時にはそうでもないようだ。筆者がかつて目指していたのは常に「負けない」人生だった。つまり間違いのない、迷惑をかけない、言われたことはきちんと成し遂げる人生。周りと比べて負けをつくらない人生だった。人を差し置いて、自分が勝とうと考えていたわけではなかった。
たまに自分さえよければいいという、自己中心的な人がいる。そんな人には周りは自然と声をかけなくなってくるものだ。やはり、親しみが持てる人にジコチュウはいない。
当然のことながら、負けなければいいということはプラスにもならなかった。しかし筆者は後に、むしろ自分から意思表示をして、周りの人と一緒に積極的にプラスの人生をつくろうとすることの方が重要だと悟っている。
そして、Win-Win、つまりともに勝つことこそが人生の基本キーワードだと考えるようになっている。仲間と切磋琢磨してレベルが向上すれば、自分も周囲もともに勝ったことになる。仲間と一緒に勝っていこうと考えると、気持の持ち方も変わってきそうだ。これも訓練次第かも。
サービスの世界ではこれに近いかもしれない。気持よくサービスができれば、相手も喜んでくれる。相手の喜びが自分にとっての喜びと感じられれば、きっとウィンーウィンとも言えそうだ。それで、次のいい仕事につながればもう一つウィンが加わる・・・かな。