好きな場所通いは絶好の縁起直しになる・・・

「メトロポリターナ」2009.5月号より。
筆者は詩人の八坂裕子さんで、彼女はひとりで京都へ旅をするのがすきだという。今一番好きな場所は詩仙堂らしい。縁起はかつがないものの、疲れて悪い前兆を感じた時など、そこで好きな場所に座っているとホッとするようだ。そして流れが吉方に変わるのを期待している。
自分にとってほっとする場所はやはりマイホームかもしれない。疲れて帰宅した時もドアを開けて家に入ると疲れが溶け出してくることも多い。また、気温が上昇する今の季節は朝のうちに庭に出ることが習慣になっている。
それは、庭の新緑に目を洗われるようでもあるからだ。そして、樹木の花芽や家庭菜園で植えた野菜(トマト、ナス、キューリ、ゴーヤ、シシトウ、ピーマンなど)の芽、ツル、花を見るうちに自分の目も覚めてくる。今はユズやカボスの純白の花がすがすがしい。
さらに、ミントやレモンバームローズマリーなどの葉をつまんで匂いをかいだりもしている。なぜか気分がリフレッシュされてくる。気持もゆったりとしてきて、こういうのを植物に癒されるというのだろうか。
わざわざ遠くまで出かけなくても日々、身近なところでなにかリフレッシュできる場所があるのはいいもの。植物との付き合いは自然とスローライフになっている。縁起とは関係ないが、そんなほっとする場所をいくつか持っていたいもの・・・だな。

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「月曜から金曜まで毎日アルタに通うサラリーマン・・・」
「人に好かれる笑いの技術」鶴間政行著より。
筆者はお笑いバラエティ番組の放送作家だった。「笑っていいとも!」ではタモリとも長年一緒に仕事をしてきている。1982年にスタートしてもう27年間以上になる長寿番組だ。しかも、生放送でも単独司会者としてギネスを更新中という偉業を続けている。
上記フレーズはタモリの言った言葉だった。つまり10時に出社して、本番前のリハーサルを行い、12時に生放送をスタートする。13時からは後説トークと増刊号の収録、14時に退社というパターンらしい。密度が濃い4時間だろう。タモリは安定した人気を保っているから、さらに各放送局での仕事が待ち構えている。
普通のサラリーマンならゴールデンウィークや年末年始にはかなりの連休も取れるであろうが、タモリはそれほど長期にわたって生番組を休めない。それを考えると週に5日の生番組を続けながら、不規則な芸能界での健康維持は大変だとも思える。よほど体力と根性がなければと思える。
サラリーマンなら適当にサボることも可能だろうが、マスコミ相手ではなかなか苦労も多いことだろう。タモリはかなりの「負けず嫌い」らしい。そういえば、金曜夜のミュージックステーションもほとんど生放送だったな。やはりアドリブに強くないとできないか。

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仕事に小さなオマケを付けると毎日が楽しい・・・
「人に好かれる笑いの技術」鶴間政行著より。

鶴間氏は仕事場へ行く時に、何かオマケの「楽しみ」をプラスするよう心がけているそうだ。つまり「プチご褒美」ということになる。ある場所に行くことになったら、安くて美味しいB級グルメのお店を決めておくという。
以前行って美味しかったお店、人から聞いたお店、前から行ってみたいと思っていたお店などからピックアップしている。筆者はラーメンが好きなので、話題のラーメン店、最新の店、老舗の店などを雑誌の切り抜きを持って行くという。
やはり好きなことなら手間暇かけても、楽しいのだろう。別に食べることが楽しみでない人もいるだろう。その場合は別の好みを楽しみのオマケとしするのもいいのだろう。
外出先でなくても、仕事では自分なりの目標を立てて、それをクリアーしたら好きな小さな物を買うというオマケも励みになりそうだ。あるいは何かを継続できたら自分にご褒美というやつは、もうけっこうやっているかな・・・。それで仕事が少しでも楽しくできればもうけもの。