朝一番で頭が回転し始めたときにいいアイデアが浮かぶ。

朝日新聞土曜版」2009.5.2付けより。
丹羽宇一郎の負けてたまるか!”というコラムの中で氏が語っていたことだった。丹羽さんはもう20年以上も、朝の散歩を欠かさないという。始めた動機は毎晩の宴席で太ったことがきっかけだったという。
誰でも何かを継続して始めるにはそれなりのきっかけがあるものだ。こんなブログならただ何となく始めてしまうこともあるが。丹羽さんは足早で40分ほど、約4キロほど歩くそうだ。また土日でゴルフがなければその倍歩いているという。
歩いている間はいろいろと考えごとをしているという。運動で脳が刺激をうけていいアイデアも浮かんでくるらしい。散歩の継続の結果、体重は10キロ減ったという。さらに病気もしなくなり、病院は年に一回健診程度だけだという。
散歩自体を楽しめば、その結果としていろいろといいことがあるようだ。自らの健康ばかりではなく、自然の植物の変化も味わえる。すれ違う人との挨拶も気持ちがいいという。継続には、まずは自分が散歩をどれだけ楽しめるかだろうな。
私も何度か散歩の経験はあるが、あまり楽しんだという感じはしなかった・・・な。もちろん自然のなかを歩くのは気持ちがいいが、気分転換や思いつきでやっているくらい。雨が降れば億劫になるし。
せいぜい継続しているのは朝の15分間のエクササイズ程度かな。ラジオ体操と簡単なストレッチだけだが。でも、何もやらないよりはましかも。血液の循環がよくなる気がするし。


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ある車会社のDMは、あえて車の写真や絵を使用しなかった。
「プレジデント」2009.5.18号より。
ここでのタイトルは「なぜヤマトの宛名なしDMは20倍も集客効果があるか」というものだった。エリアダイアログというDMがあるらしい。普通の新聞折り込みチラシに比べたら1通当たり約5倍のコストがかかるらしいが、レスポンスは約10倍あるという。
とくに若者の新聞購読率が減ってくれば、チラシの効果も減少するだろう。そこで、ターゲットのエリアに対してDMを配達して新規来店の集客を支援するというものだった。新しいビジネスでいま伸びているようだ。
さて、タイトルのDMだが、車の場合は昼間ポストからDMを取り出した主婦がそれを夫に見られたら車の買い替えを言い出されたら困るからと、こっそりと捨てられるのを未然に防ぐためだった。だからあえて車の写真は使用しないという配慮だったらしい。本当に効果があるのだろうか。
また、週末に集客を図りたいときには、DMを金曜日のできるだけ早い時間帯に配達するのがいいようだ。それは金曜日中に見てもらうためだった。土曜日の朝は起床時間が遅くなると、その前日のDMを見るのも遅くなり効果(来店確率)が半減してしまうかららしい。
DMひとつをとっても、その表現から配達時間までいろいろときめ細かい戦略があるものだと考えさせる。まターゲットの条件をはあまりに細かく設定すると、潜在需要も取り込めなくなってしまうことも考えられるらしい。
新聞は購読しなくても、テレビを視聴しなくても、ポストをのぞく習慣はだれでも持っている。そこをうまく販促ツールとしてつかえるかどうか・・・だな。ちょっとした工夫があるDM、期待されるDMが作れるかな・・・。(ほとんどの「DM」は“誰も”Daremo“見ない”Minaiの略・・・だろうが・・・ウソです・・・)

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「ほどほど」という加減がわからずに、仕事をしすぎてしまう人。
ドストエフスキー人間力齋藤孝著より。
この本の元の題名は「過剰な人」だった。筆者は勢い余った人が好きだという。誰もそこまでやれとは言ってないのに、突っ走ってしまう人のことだった。たまにそんな人に出会ったりするが傍で見ていても面白い。
勢いがありすぎると周囲にとっては甚だ迷惑な存在だったりするもの。人の場合は癖の強い人ということにもなる。そんな人でも付き合ってみれば意外にいいところもあったりするものだ。
食べ物も当たり前に美味しいものよりも、臭みがあるものが好きという人もいる。クサヤなどはそこが魅力となっているのだろう。チーズや納豆のにおいが嫌いだという人もいれば、そこがいいのだという人もいる。匂いと味は別ものだったりもする。
何ごともほどほどがいいとはいうものの、それだけでは面白くない時もある。息のあったお笑いで第一線で活躍しているコンビには勢いがある。どちらがボケでツッコミかわからないほどだ。
ほどほどに面白いんじゃ物足りなくなってくる。
齋藤氏はドストエフスキーの書いた小説の登場人物にはそんな癖の強くてエネルギーを持てあましている人が多いという。ほどほどという加減を知らない人は確かに面白い。祭りでもないのに、祝祭空間が生まれてくるとも表現している。

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癖には、それまで生きてきたエネルギーが凝縮されている。
ドストエフスキー人間力齋藤孝著より。
人にはだれでも癖があるもの。自分では意識しなくても、なくて七癖とも言われるくらいだから、人から見ればいくつも持っているものだろう。
いいことは習慣と言われたり、悪いことは癖と言われたりするかもしれない。その程度が強いか弱いかといわれたりもするもの。
そして、癖の強い者同士がぶつかり合うと、とんでもない摩擦熱が起きる。そして、その摩擦熱こそがドストエフスキー的世界の魅力だとと齋藤氏は言う。
むしろそんな登場人物は癖を技化してしまっていたのだ。この技化という言葉は齋藤氏は時々使っている。一見それは弱点のようにも思えるが、癖自体を自らの強み、あるいは魅力としてしまうのだろう。
どんなものも見方一つで長所にもなり短所にもなったりする。若いうちなら癖も直せるだろうが、ある程度の年齢までいってしまうと直らない。
むしろその中に良さを見つけられればいいが。所詮、人間関係は癖と癖のふれあいだったということにも気づかされる・・・な。



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ビールデンウィークとは・・・

ホームページより。
ちょっと聞きなれない言葉だが、“ゴ”と“ビ”の一文字が違うだけで笑えて印象に残ったり、人に話したくなってしまう。これはビール酒造組合が作っているホームページのタイトルだった。アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、オリオンの大手五社によるものだった。
振り返れば、ゴールデンウィークも過ぎてしまえばあっという間だった。前半は天候にも恵まれたが、とくに4日、5日は雨でややがっかりの連休であったかも。とはいえ中には雨だからこそ外出せず、ゆっくり休めるとほっとしている人もいるだろう。
ゴールデンウィークに引っかけたビールデンウィークはいつのことだろう。それは全国的に連日の気温20度を超えて初夏を感じる五月下旬らしい。そうでなくても、気温が高くて汗ばむ日には連日ビール(実際は発泡酒の方が多いかも)を飲んでいたものだが。
さて、ホームページにはお酒の席で使える「ビアトリビア」や「全国オススメ飲食店」「ビール工場見学に行こう」などいろいろなページの紹介があった。お暇な時には話のタネに覗いてみるのも悪くないかも。ホームページは下記へ。
http://www.beerden-week.com/