“雑談”と聞くと仕事に関係ないおしゃべりと思いがち・・・

「R25」2009.4.2号より。
ここでのタイトルは「職場に潤いを与えるおしゃべりテクニック“雑談力”を身につける」となっていた。もうこれだけで、雑談は無駄ではないと言っているようなものだろう。
つまり雑談によるコミュニケーションは、社内でも有益なものだという意味合いがあるようだ。確かに職場で仕事の話しかできなければストレスがたまりそうだ。私など冗談やバカ話や笑いが少なかったりすると、なんだかその日は損をしたような気分になってしまう。
実際に仕事をうまく運ぼうとするなら、普段からのコミュニケーションが大切なことは言うまでもない。雑談などによるインフォーマルコミュニケーションこそが、仕事もうまく運べるポイントともなっていよう。
そもそも雑談するためには、何らかの情報を持っていなければならない。それを自慢にならない程度に披露していくということでもありそうだ。また雑談は気分転換でもあるだろう。人と共通の話題を持つことは気持ちがいいことでもあるな。
ここにはいくつかの雑談力を向上させるテクニックがあった。どれもすでに無意識のうちにやていることでもあるだろうが、一応抜粋してみよう。1、大きく相づちを打って、話を促す。2、失敗談をへりくだって話す。3、お世辞は3回まで。4、グチは黙って聞いてやる。5、自慢話を聞き出す、などだった。

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相手に質問するより先に自分の情報を公開する・・・
「R25」2009.4.2号より。
(前日の続き)
雑談仲間が職場にいることも大事なことのようだ。それは仕事の相談もお気軽にできるということでもあろう。ふだんから気の合う仲間がいれば、当然ながら雑談もスムーズにいくだろう。
さらに深く雑談をするテクニックというものがあった。それは“自己開示する”ということだった。つまりこれは自分の情報を打ち明けるということだった。これが雑談に有効なのは、自己開示をされた相手は、こちらも同程度の“自己開示”をしなければならないという心理が働くからだった。
「私○○に住んでいます」と言えば相手は「私は××に住んでいます」といわなければならなくなってくる。それは職場やふだんの会話に限らず、営業のシーンでもしばしば使っているかもしれない。
また多くの人とコミュニケーションをとる場合、同じ話を繰り返すのも時間がかかる。そこで、時には紙に書いたものを渡してしまうというのも一つの技ではないだろうか。実はそう思って、以前「雑・かわら版」というものを作って人に渡したことがある。
もちろんあらかじめある程度親しくなった人だけに渡すわけだが、次に出会った時にはいきなりその話題がでてコミュニケーションがスムーズに運ぶということもあった・・・な。今でも時どきやってますがね。これもまた“自己開示”の変形かも。

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どこか素敵だな、と思う人は男性も女性も背筋がピンと伸びていて、・・・
「相鉄瓦版」2009.4月号より。
その後に続く言葉は「・・・物腰がやわらかい感じです。」となっていた。
ここでの筆者は女性の写真家で姿勢が悪いらしく、周囲からはよく注意されていたと語っている。しかも、他人が撮ってくれた写真を見て想像以上の姿勢の悪さにショックを受けたことがあるようだった。
私も食事をする時やパソコンをしているときなどはきっとかなり猫背になっているような気もしている。自分ではそれが楽な姿勢だと勘違いしているのかもしれない。
また、ポケットに手を突っ込んでいる時などもきっとかなりだらしない姿勢だろう。ここには書いてはいないが、そこで、ダンディな人間で連想するのは白洲次郎だ。彼の写っている写真はどれも背筋がピンと伸びて実にカッコいい。
ここでは茶道を例にとっている。点前をしているきの姿は、背筋を伸ばしてあごを引き、手元を見すぎないようにしていて美しい。ここにはまた、どんなにオシャレをしてメイクを決めていても、姿勢が悪ければ台無しとあったが、それは言えそうだ。
さらには、姿勢が良いとそれだけで高価な衣装を身にまとっていることと同じだとも言っている。それが無意識のうちに身についていれば、オシャレもより引き立つのだろう。気をつけねばな。