男性でも10代や20代からは「缶コーヒーはオヤジくさい」と見られ

朝日新聞」土曜版2009.1.24付けより。
これは「缶コーヒーの熱い戦い」と題した各飲料メーカーのマーケティングの一部についてのレポートの中で目にしたフレーズだった。
それにしても、缶コーヒーを飲むのことは若者からは本当にオヤジくさいと見られているのだろうか。私のようなオヤジからは若者でも同年代の人でも飲んでいるのを見ても何とも思わないが。
メーカーの調査によると、缶コーヒーの愛飲者の中心は40代の男性らしい。男女比は8:2や7:3でやはり圧倒的に男性が多かった。
約3年前から、健康志向に応じた「微糖(ゼロ)」といわれる商品が増えているようだ。確かに私も缶コーヒーを自販機で買う時は、缶に書かれてある砂糖の分量などを気にするようになっている。
とはいっても、たまには砂糖もミルクも入ったスタンダードも飲みたい時もあるが。かつてはこのスタンダードが80%だったようだが、今では50%に下がっているようだ。
缶コーヒーは主に4つに分類されていた。1、微糖・ゼロ・・糖類控えめ。2、ブラック・・無糖のもの。3、スタンダード・・砂糖・ミルク入り。4、カフェオレ・・乳性分の多いタイプ。
さらに、自販機での売り上げが7割を占めていた。その自販機も基準は120円だろうが、場所や機械によっては110円、100円もあった。また、メーカーの上位5社で83.4%を占めていた。(日本コカコーラ、サントリーダイドードリンコアサヒ飲料、キリンビバレッジ)
いくらオヤジくさいと言われたって、夏でも冬でも近所に自販機があればついつい飲んでしまいますねぇ。

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プレゼントを贈り合うという30分間のゲーム。
「ギンザニア」2009.冬号より。
この雑誌は地下鉄の駅に置かれている銀座の店を特集したフリーマガジンだった。ぱらぱらと捲っていくと上記のようなフレーズが目に入った。
要するにこれは、結婚5年目になるある夫妻のことが書かれていた。二人とも銀座界隈に仕事を持っていて、月に一度ある店の前で待ち合わせ(夜の8時30分)、閉店までの30分間でお互いにプレゼントを買うということだった。
その時間でいかに相手を驚かせ喜ばせられるものを買えるかという一種のゲームになっていたのだ。予算はあらかじめ決めてあるのだろう。ある時はお互いにルームシューズを贈り合った時もあったそうだ。
しかし、むしろそんな時ばかりではないようだ。いずれにしても相手の立場に立って相手が欲しいものを考えることが重要だったのだ。
ここには次のようなサブタイトルもあった。「プレゼントという武器を手に、夫婦間の絆を深める攻防が繰り広げられる」と。こんなゲームなら別に夫婦でなくても親しい仲間がいればすぐにでも始められそうだ・・・な。
たとえば、食べるもの(例、スイーツ、くだもの、インスタント食品)とか文房具、家庭用品、本・雑誌コンサートやライブのチケットなどの“限定”をつけるのもまたちょっと面白いかも。

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一日の始めに、頭に血を送りこんでくれるのが天声人語・・・
朝日新聞」2009.1.25付けより。
この日は“朝日新聞の創刊130周年記念特集”としていろいろな人の言葉が掲載されていた。上記は鈴木敏夫さん(スタジオジブリのプロデューサー)の言葉だった。
朝刊は一面から開いていって、最初は天声人語を読むという。読むときに頭を使うから目が覚めるという。ある日は3回も読むらしい。時にはそれらが映画のヒントになるのだろう。
大学時代から約40年にわたって朝日新聞を購読しているという。またと東京中日スポーツは創刊時から愛読しているというのは生まれが名古屋で中日ドラゴンズファンだからだった。そういえば、かつて私の兄も中日ファンでよく東京中日スポーツを読んでいたっけ。
別に新聞はどこであろうと、一面にはコラムの記事が掲載されているもの。それらはいつも実にタイムリーに新鮮な話題を教えてくれる。確かに名文に出会った時には目が覚める思いがする・・・な。できれば朝には明るい記事を読みたいもの。