相手を説得したいという気持ちがあれば図は描ける。

「仕事が速くなるプロの仕事術」吉越浩一郎著より。
紙に図を描くことによって、人とのコミュニケーションがスムーズにいくことが多い。単に言葉でベラベラと喋られても、なんだかついていけないこともある。しかし、そこに図が加わることでナルホドとうなづきやすい。
結局図を描くには、話し手の頭の中が論理的に整理されていなければ描けない。そして論理的で単純化されたものは、聞き手にもわかりやすいはずだ。丸で囲んだり、矢印で何と何が関係あるかを示すだけでも相手の理解度はかなり違う。
かつてベストセラーになった久恒啓一氏の“図解”関連の本があったことを思い出した。氏の手にかかるとどんなものでも図解出来てしまうことに驚いた。まあそれを描くために膨大な時間を費やすなら時間がもったいないが。
ビジネスの現場では、自分と相手が理解しあえる程度の単純な○△□→程度で十分だと思えるが。

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「なぜ」を繰り返してロジカルに答えを見つける。
「仕事が速くなるプロの仕事術」吉越浩一郎著より。
とかくものごとは、好き嫌いの感情で判断しがちだが、仕事ではやはりロジカルにいきたいもの。そのためには、「なぜ?」と考えて、自問自答してみることも悪くない。
また人には「どうして?」と問いかけることも必要になってくる。その場合、客観的データがあれば心強い。
良い仕事はやはり具体的で実行に移せるものだともいえそうだ。ここに例があった。「この商品はこのサイズでいいか」という質問に対して、「小さくてかわいい」ではなくて「片手で持ちながら簡単に操作できる」となればロジカルということになる。
仕事には何となく頭の中で考えてはいるが、合理的でないところもあったりする。その問題点を発見するには、やはりロジカルシンキングが必要なのだ・・・な。

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具体論にしない限り、人は動かないし、何も始まらない。
「仕事が速くなるプロの仕事術」吉越浩一郎著より。
結局、ものごとは誰が、いつまでに、何をやるかがわからないと動きづらいものだ。具体的な指示がないと動く方もスムーズにいかない。ここに例があった。
他社、他店で火災があった後では、「うちでも火に注意しろ」と部下に命令したところですぐには動けない。ただその場で聞き流されてしまうことだろう。そこで、具体案とは次のようなものだった。
「可燃物は事務所内に置くな」「工場機器関係はすべて調べあげろ」「タバコは決められて場所以外では吸うな」「過熱しそうな機器があれば電気関係は全て調べ直せ」などだった。
これなら部下も動きやすいだろう。ミスを防ぐ場合はとくに、漠然としたものを思い描いているだけでは決して前には進まないな。
さて、今年やるべきことも具体的にしただろうか。単に頑張ろう、健康に気をつけようだけでは無理そうだし・・・。とりあえず今年も「15分エクササイズを週に5日以上やる」を目標にしたい。