「オジサンは司馬遼太郎を読み、オバサンは渡辺淳一を読むようになる

朝日新聞」2008.11.22付けより。
今日の“天声人語”のなかにあったこのフレーズがなんだか意味もなく面白く感じた次第。もともとこれは小説家の田辺聖子さんが随筆のなかで書いていたようだ。作家というのは実に短いフレーズで印象に残る言葉を綴ってしまうものだな〜。
そもそも今日は11月22日で、語呂あわせから「いい夫婦の日」とされていた。こんな記事があることでふとそれを思い出したが、ほとんど毎年忘れている。知らずのうちにこの語呂合わせの日ももう20年になっていたのだ。
さて、タイトルのフレーズだが、オジサンは歳をとるにつれて自分の砦に立てこもりがちになり、オバサンのほうは残りの人生を楽しもうという傾向があるらしい。
つまりオジサンの多くは自分の趣味の世界、たとえば司馬遼太郎の本の世界に入って男の生き方を学ぼうとするのだろうか。そしてまた、オバサンは渡辺淳一の恋愛小説の世界を夢見るのだろうか。
たとえば、夫は別荘が欲しいと夢見ても、妻は別荘まで言って家事などまっぴらだと考えるようだ。むしろ心安い友達をリゾートホテルのほうがずっといいようだ。(現実的だな。でもこれは外れていないかもしれない・・・・な。)
いい夫婦・・・永遠のテーマかな〜・・・それともほとんどそれには無関心かな〜(私ですが)。