朝に運動して体温を上げることは、免疫力を高める・・・

朝日新聞、日曜版」2008.6.1付けより。
“元気のひけつ”というコーナーではラジオ体操を取り上げていた。ラジオ体操というと朝のイメージが強い。今年はラジオ体操が誕生してから80年になるという。出来上ったのは1928年(昭和3年)11月だった。今のラジオ体操は3代目になるというが、その前はどんなものだったかは知らない。
私も今年の冬から15分エクササイズを始めているが、その中のメインはこのラジオ体操だったから気になった次第。始めてから3ヶ月間は休みなしでやったものの、その後は朝起きて体が重い時にはあえてやらないようにしている。
第一は3分20秒らしいが、計ったことがないからきっと短くなったり長くなったりしているのだろう。実際にやってみると腕を回す運動が多い。やはり一番使うのは方の筋肉のようだ。
ラジオ体操は負荷が少ないからけがをしにくいのも良い点だろう。しかも、朝に運動して体温を上げると免疫力が高まるとはうれしいことだった。
健康だからこそラジオ体操もできるし、ラジオ体操を継続しているからこそ健康を得られるともいえそうだが。その両方だということだろう・・・な。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

値下げをすると売れるようになるとは限らない。
「見えざる手が経済を動かす」池上彰著より。
これは経済学をわかりやすく書いた本だった。ここにひとつの例があった。なかなか売れなかった化粧品の値段を高くしたら急に売れ出したというものだった。このようなものは安ければ必ずしも売れるとは限らないところが面白いし、難しい点でしょうね。
高級ホテルではコーヒー1杯が1,000円以上もしても注文するお客さんはいる。それはその土地が高いからではなかった。コーヒー自体を買っているのではなく、高級感のある雰囲気を買っていたというのがポイントですね。(まあ、ブランド物を身につけたりするのも似たようなものでしょうが。)
その周辺の土地代が高くてもチェーン店のコーヒーは都心の一等地でも郊外でも同じ料金となっている。ふところがいつもさみしい私などはほとんどこの安心感のあるチェーン店のドリンクで済ましてしまう。
コーヒーの値段が高くてもお金を出す人がいるのは、ちゃんとそれでも必要な人がいるからですね。要するに需要と供給との関係だったのです。まあ、こんなことも経済の基本を思い出させてくれますね・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

タクシー運転手は「見えざる手」に押されるようにしてハンドルを握っている。
「見えざる手が経済を動かす」池上彰著より。
上記はちょっと面白い表現なので気になった。タクシー運転手が見えざる手に押されるとは、いったいどういうことなのだろう。これは小泉政権時代に新規参入が難しかったタクシー業界で、新しい会社を始めることが容易になったことが原因だった。
つまり新しいタクシー会社が入っていると当然競争が激しくなり、それが利用者にとってはサービス向上につながるはずを考えられていた。しかし、そうなると従来のタクシー1台当たりの収入は減ってしまうことになる。従来通りの収入を得ようとするには長時間労働を強いられてしまう。こんなことを「タクシー運転手が見えざる手に押される」と表現したのだ。
そして、タクシー料金の値上げが行われてしまった。私も月に数回タクシーを利用するが、値上げは実に痛いと感じている。このように規制緩和はいいことばかりではない。
デパート、スーパーなど大規模の店舗に目を移せば、かつてはあった定休日がなくなっている。年間何日は定休日をとれという規制が緩和され、そのため年中無休でもよくなったのだ。これは消費者には便利ではあってもそこに働く社員にとっては労働条件が悪化してきたともいえる。
ついでながら、サービス業でもある銀行がいまだに土日祭日に店舗を開けて営業していないのは不思議な話だ。まだまだ親方日の丸の体質が残っているのだろうな。(話がややそれたが)


///////////////・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


紫外線・・・曇りや雨の日も要注意。
「暮らしの風」2008.6月号より。
4月から8月にかけて、紫外線はどんどん増えていくらしい。目には見えないので、外を歩くときには避けるのは難しそうだ。最近では電車の窓ガラスにもUV-cutなどの表示を見ることができる。
つまり紫外線がガラスを通過してくるからという配慮からそのような特殊ガラスが用いられているのだろう。うっすらと暗くなっているので、窓の外からは車内が見えにくい。
紫外線に関する注意はかなり以前からよく叫ばれている。しかも今の季節はとくに日焼け防止剤(化粧品)はよく売れているのだろう。特に女性はシミ、シワ、肌の老化防止にさまざまなクリームを塗っているもの。
しかし、(私を含め)オヤジたちがそんなものを塗りたくっているのを見たこともない。実に無頓着なものだ。むしろ若い頃には進んで日光を浴びて黒くなりたかったものだが、時代が変われば日焼けは悪になってしまうのか。
晴れの日を100%とすれば、曇りの日なら50〜80%、雨の日でも20〜30%の紫外線が地表に届いているという。晴れた日は日陰でも50〜80%はあるというから、もうこれでは避けようがないか。もしなにか薬で紫外線に強い体が作れるならノーベル賞ものかも・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雨の降る日の楽しみは、自分自身を見つめ直す営みに通じる。
「暮らしの風」2008.6月号より。
上記は茂木健一郎さんの言葉だった。関東地方は例年よりかなり早く梅雨入りしている。休日に雨が降っていると2通りの考えが思い浮かぶ。「せっかくの休日なのに雨ではもったいない」または「雨だが休日でよかったと思う」。
それは外出する予定があるかどうかでも異なってくる。予定があれば、外出は億劫になってしまう。しかし、せいぜいしとしと程度の雨なら傘をさして歩いているうちに体も温まって意外に気分転換になったりする。もしお気に入りのレイングッズでもあればもっと雨を楽しみたいと思うかもしれない。
外出の予定がなければ、時には晴耕雨読も悪くない。こんな時だからこそふだん読めない本もゆっくり読めるかもしれない。そして、雨の日に読んでいた本があとで役に立つこともある。こじつけだが、”成功”は“雨読”からとも言えそうだが。
数か月前、傘を持たずに外出した時のことを思い出した。途中でかなりの雨に降られて、立ち寄る店もなかったのである大学の道路側にある数本の大木の下で雨宿りをしたことがあった。
その後、そこを何度か歩いたが、その大木はきれいに枝が剪定されいたのだ。もうこれではとても雨宿りはできそうにない。今後は空模様が怪しい時には折りたたみ傘でも持たねばな。