自分がハッピーになりたかったら、まず誰かをハッピーにする・・・

「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
この人の本を読んでいると、しばしばいろいろなインスピレーションが湧いてくることがある。これも本を開いた最初のページで気になったフレーズだった。
だれでも自分は成功したりハッピーになりたいと思っているはず。しかし、なかなかうまくいかないことのほうが多い。何をしていいかもわからないことばかり。
むしろ、人については比較的客観的に見えるから、手伝ったり協力することはできたりする。するとその人はハッピーになれるはずだと述べている。
よく、こうすれば“自分は”成功する方法や法則のような本はたくさん書店に並んでいる。しかし、人を成功させる、ハッピーにさせるための本はほとんど見かけない。
ハッピーという言葉自体がなんだか抽象的なものだが、それでいいのだろう。それは人それぞれハッピーの内容が異なっているからだ。たとえば、モノを教えてあげることでもハッピーになれることもある。
昔、学生時代の英語の授業で“Teaching is learning.”(文字どおり、教えることは学ぶこと)というのを習ったことを思い出した。勉強に限らず人に何かを教えることによって自分も改めて勉強になることもある。
そして、教えたことによって、その人が上手くいったり上達すれば、同時にそれは自分の喜び(つまりハッピー)にもつながっていく、なんて思った次第だが・・・

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休みの日にどれだけ生き生きしたことができるか・・・
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
毎月何冊もの本を出しているほど忙しい中谷氏だが、本人には働いているという意識はないらしい。365日本を書いていても、それは365日休みという感覚だと話している。
彼には働くことが休みになっているといことだった。それだけ、好きな仕事をしているということなのかもしれない。なんとすごい人だろうと思ってしまった。
面白いたとえがあった。マラソンランナーは走りながら休んでいるという。止まることが休むことではなかったのだ。要するに止まってしまったらもう走れなくなるからだというのがこの人の考え方だった。
もし、いやいや走るのだったら単なる苦行に過ぎないだろう。好きなことをやっている人にとってはそれ自体が休みにもなっているようだ。またプロゴルファーは休みの日にゴルフをするともいいます。
休みの日でもウィークデーと同じことができなければ、本当に好きなことをやっているとは言えなそうだな。働くことが休息になる・・・そんな仕事ってあるものだろうか・・・


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「遊園地型仕事より空き地型仕事・・・」

「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。

今まで聞いたことがない表現だったので気になった次第。これは要するに、好きな仕事がないという人のたとでもあったのだ。成功するための考え方が述べられている。
好きな仕事を楽しみながらやっていける人は、生活のために我慢しながらやっている人に比べて、それだけで成功しているようなものだろう。
これは空き地で遊べる人でもあるということと似ている。もともと空き地には道具がない。「道具がないから遊べない」という人は、遊び心がない人だった。道具がなければ作ってしまう。その作るプロセスさえも楽しいかもしれない。
これを書きながら、“何かがない”という前に、“自分の工夫がない”と考えたことはなかったろうか、とふと思ってしまった。
子どもの頃はちょっとした中途半端な空き地やただの雑草の生えた広場で、自分たちだけでいろいろなルールを決めて、ゲームや遊びを楽しんできたものだった。しかし、今では既に出来上がったコンピューターのゲーム機器で遊ぶことが主流になってきてしまった。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどのテーマパークに行かなければ遊んだ気がしないというのもちょっと残念な気もする。お金をそれほど使わないことで、得られる楽しみもまたありそうだが・・・。

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どんな仕事でも、何かヒットすると必ずマネされる。
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
いろいろなものには類似品が多い。それは先発の商品が売れたから、同じようなものを作ったということだ。つまりマネている。時には後からマネで作られたものの方がヒットしてしまうこともある。
どんなに素晴らしいアイデア商品を考えたからといっても、個人で工業所有権を主張してで守るというのもかなり大変なことに違いない。その間にブームは去ってしまうかもしれない。
誰もやっていない分野なら、はじめのうちはヒットするかもしれない。しかし、そのうち大企業がその分野に進出してきたら、もうその時点で終わりになってしまう。スピード感がある人、技術力を持っている会社はさらにその先を行っているかもしれない。
またマネされることで、市場が発生するともいえる。お店なら競合店が近くにできればそれだけ集客力は生まれる。アウトレット店も1店だけ郊外にポツンとあるより、いろいろな店がたくさん集まっていれば遠くからも来てくれる。
あとはそこにどれだけオリジナリティがあるかが勝負となるだろう。いくら小さくても誰にもマネができないというものを持っていれば、ロングセラーにもなれる。名医がいるとと言われればいつでも繁盛した医院になるだろうし。(人柄もあるでしょうがね。)


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10倍ラクになる方法を考えるのは、工夫。
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
仕事をしていて、なんとかラクになる方法はないものかと思うことはある。しかし筆者は10%ラクになる方法はないかと考えるのはセコイ、それはただのサボリだからという。
むしろラクになろうと思えば10倍くらいラクになる方法を考えるべきだという。つまり工夫が必要になってくる。体、頭、お金などを使うことでスピードアップを図るということになる。
極端な例があった。年収700万円の人が350万円を払って人を雇ったらラクになるという。具体的に何をどうするかはケースバイケースだろう。なかなかそんな発想を思いつかない。
サボることはむしろスピードダウンにつながる。もっとラクをしようと思えば、自腹を切ることも視野に入れることになってくる。もしそれで時間が浮けば、次に何をするかが見えてもくる。つまりお金で時間を買っていることだった。
これはコミュニケーションにも言える。仕事では普段からのコミュニケーションがその仕事の内容を左右する。単調なDMや電話だけでは限度がある。バリエーションを考えるのも工夫だ。
それによっての副産物はクレームが発生しにくくなることも考えられる。クレームはしばしば普段からのコミュニケーション不足が原因になっていることもある。
前向きに考えるなら、小銭をためるよりむしろ、それでできる心に響くちょっとしたプレゼントを考えるのも、仕事をラクにする工夫でもあると思う・・・のだが。これは決してサボリでなはいはず。

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最もモチベーションが上がるのは、具体的な数字が見えた時・・・
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
ものごとは数字に置き換えると具体性を増してくもの。たとえば、「できるだけ運動するようにしよう」といってもなかなか思うようには進まない。できるだけ頑張るといっても漠然としてしまっている。目標があるようでないようなものだ。
精神論で話したり思ったりしているうちは前には進まない。そこに具体的な数値目標ができると、それに向かおうという気になる。それも実際の能力や実力からかけ離れたものでは逆にやる気を失わせるだけだろう。365日毎日欠かさず、というのも無理がある。むしろ週に3回以上というほうがやる気が出る目標だ。
もっと売上げを伸ばしましょう、というのも曖昧で全く効果がない。客単価を800円から200円アップするにはどうしたらいいか、と考えた方が具体策が出やすい。また、総売上も客単価の増加が見込めないなら見込み客を増やす具体策を考えるべきだろう。
よく、限られた客数でも訪問頻度を上げて客単価が上がるようにすれば総売上はアップするはずだということを聞く。しかし、その訪問内容や商品力も吟味しなければそうそう簡単には売上げアップは見込めないだろう。むしろ見込み客(新規開拓)を何人増やそうというほうが具体的だ。
「できるだけ」をどれだけ具体的な数字や図で表現できるか、まずその辺から始めることも必要そうだな。しかもそれが人から与えられたものでなくて、自分で考えた数字ほどモチベーションは上がりそうだが・・・

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締め切りはアクセルです。
「オンリーワンになる仕事術」中谷彰宏著より。
ものごとの多くには締め切りがつきもの。学生時代の宿題もレポートも論文もすべて締め切りがあった。また社会人になって仕事をはじめれば何らかの締め切りの重要性に痛感させられる。
いくらいいものが出来上ったといっても、期限内に提出や完成させなければちゃんと仕事をやったと認められない。それどころか信用を失ってしまい二度と仕事がこなくなることさえあるだろう。
締め切りがなんでアクセルなんだろう、と思っっていた。しかし、良く考えてみれば車のアクセルから足を離せばスピードは一気にダウンしてしまう。だから、ある一定の速度で走るためにはやはりアクセルから足を離してはいけないのだろう。
つまり走り出した仕事はその締め切りに向かってアクセルを踏み続けなければならないのだ。それが結局はスピードにつながっているということにもなる。ペースを守ることはかなり難しい。自分だけのペースが許されないことのほうが多いし。
しかし、考えてみれば締め切りがなければ、仕事はだらだらといつまでたっても終わろうとしないかもしれない。また長引かせたらといって質がいい仕事ができるとは限らない。むしろ限られた時間のなかで高密度でやったほうがいい結果が出ることも多い。
作家も時間をかけて書き上げた作品だからといって、それが売れるとは限らない。ある小説家は鼻歌交じりで書き上げたほうが読者のウケがよかったりしたこともあったとも話していた。
ブログ(日記)もうまく書こうなどと思えば、時間ばかりかかってしまい、かえって自分が疲れてしまう。むしろお気軽に自分流でさっと書いてしまったほうが更新がラクになる・・・と思っているが。