パスワードを作る時ちょっと悩んでしまうが・・・

ウェブサイトの「百式」(4月3日付け)より。
ここでは、ちょっと面白いサイトを紹介していた。それは自分に関係のあるキーワードからパスワードを生成してくれる『Password Bird』というものだった。そこでは、“パスワードバード”という鳥がいろいろな案を出してくれる。
パスワードを考えろと言われてもすぐにはいい案は浮かばないもの。簡単すぎてもいけないし、ランダムな文字や数字の組み合わせでは自分だってすぐに忘れてしまう。だからといってその辺にメモしておくのもちょっと、ですね。
そこで、このサイトでは実に簡単に自分に関係があるパスワードのアイデアを提供してくれる。しかも、気に入らなければクリックするだけで次々といろいろなものに変えて示してくれる。
要するに文字や数字をいろいろに組あわせてくれるというものだった。もちろんこれをヒントに自分でもっと覚えやすいものを考えてもいいかもしれない。
やはり、パスワードは何か自分に関係がある文字や数字などを組み合わせて覚えておくのがいいようだ。
いずれにしても、一度試してみても損はないかもしれない。私も実際に、名前出身地と生年月日などを入れて試してみた。
これほどまでいろいろなものを瞬時に作ってくれるとは実に面白い!と思った次第。どうせタダだから、今後のヒントのためにいろいろと試してみるのもいいかも。
Password Bird
http://www.passwordbird.com/
ある程度自分に関係あるキーワードからパスワードを生成してくれるサイト。


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選ばれるカギは「意味のあるムダ」にあり。
「プレジデント」2008.3.31号より。
これは“百貨店再編成時代”というコーナーにあったサブタイトルのようなものだった。4月1日には老舗の三越伊勢丹経営統合された。そして数週間にわたる記念セールが行われている。
しかし、消費者からみれば何も変わったとも思えない。ただ企業の業績上の損得で一緒に経営していこうということなのだろう。伊勢丹は新宿本店だけは飛びぬけて業績はいいが地方はそれほどかんばしくはない。
老舗の三越は年配者にはウケがいいかもしれないが、若者には人気がイマイチという感じもする。この統合の主導権は当然ながら伊勢丹が握って重要ポストはほとんど抑えている。今後伝統のある三越伊勢丹によってどう変わっていくのか興味深いところでもある。
ここには百貨店に必要なのは無駄だという意見もあった。逆にいえば効率を最優先にした店は百貨店とは言えないということになる。無駄とは表現を変えればゆとりや余裕ともとらえられる。無駄な空間、無駄な時間などは実に贅沢なものだとわかる。
かつては(バブル景気以前)はどの百貨店の上の方のフロアーには文化催事を催すスペースや美術館があった。しかし、今ではそのほとんどが効率を考え売場へと変化している。
スペースも必要な家具売場も狭くなっている百貨店もある。やはりいろいろな面で無駄(余裕)がないと、お客さんもゆったりと楽しい時間を過ごせないのかもしれない・・・な。



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連続練習記録が途切れるのがもったいなくなった。
朝日新聞」2008.3.31付けより。
この日、今年の北京オリンピックの特集記事として“家族物語”という記事が掲載されていた。フェンシングは国内ではマイナーな種目となっている。そのフェンシングで北京五輪出場が確定した太田雄貴選手と父との関係が語られていた。
太田選手は小学校の時に父の誘いでフェンシングを始めていた。父の義昭氏(55)も高校時代はフェンシングの選手だった。しかし全国大会に出るレベルではなかったようだ。しかし練習についての父の哲学は「とにかく毎日やる。ご飯のようなもの。継続は力なり」というものだった。
たとえサッカーのゴールキーパーをして右手の親指の靭帯を痛めてもテーピングで固めて練習させられたという。こういう辛い記憶は忘れないものだろう。フェンシングのスパルタ教育の結果で、小学生の全国大会で優勝している。勝つと楽しくなって、自然と練習にも熱が入るもの。これは理解できる。
そして一年を超えてくると今度は「連続練習記録が途切れるのがもったいなくなった」と振り返る。家族旅行にいっても練習は続けていた。中学1年の学校行事で寺に泊まり込むことがあったが、その時も泣いて先生にお願いし、父に車を飛ばして来てもらい剣を交えて練習したという。
なんだか昔見たマンガの「巨人の星」の星一徹と飛雄馬を思い出してしまったな。一流になるためには身近に素晴らしい協力的な親の存在があるものだな。イチロー選手も子供時代からの父親の指導が語られたりもするし。(ちょっと話がそれたか・・・)


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単に練習を続けるのが目的になっていないか。
朝日新聞」2008.3.31付けより。
(前日のつづき)
中学時代の雄貴選手は国内トップレベル達したものの、さらに上をめざして京都から東京の名門高校の練習に参加している。中学生が高校生に交じって合宿をするというのもすさまじい。中学全国大会2連覇、高校時代は全国高校総体で史上初の3連覇の記録を打ち立てた。
2004年アテネ五輪に出場し、日本人最高位の9位だった。連続練習記録は4270日を超えたところで途切れていた。大学2年の冬だった。それは自ら言い出したことだった。アテネ五輪後は不振のトンネルに迷い込んでいたという。そしてドイツに練習に行ってみると、そこでは練習と休みでメリハリをつけているのが新鮮に思えたようだ。
そこで、「単に練習を続けるのが目的になっていないか」という疑問をもったのだ。長年同じことを繰り返していると何事も惰性になりやすいものだ。それにしても、8歳から20歳までの11年半にわたり休みなしの連続練習というのは驚きを越している。
2007年、大学3年の冬、ドーハ・アジア大会では日本人として28年ぶりの金メダルを手にしていた。今年の春大学を卒業している。現在は世界ランキング7位だが、北京五輪ではぜひメダルを期待したいものだ。



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20世紀の後半から21世紀の初年まで・・・最も有名な日本人。
「神の領域を覗いたアスリート」西村欣也著より。
その有名人はいった誰を想像したでしょうか。スポーツに関心がない人でもおそらく長嶋茂雄の名前は知っているはず。約半世紀にわたって忘れられなかった名前ではないでしょうか。とは言っても、30代以下の人たちにとっては長嶋や王の現役時代の活躍を知らないことでしょう。なにしろ34年前に現役を引退しているのですから。
一番親しみをもって知っているのは、50代後半以上の野球ファンではないでしょうか。巨人に入団したのが1955年、引退したのが1974年でした。この時代に日本は高度経済成長をとげている。ONが活躍している頃、東京オリンピック(1964)も開催されている。
たとえ現役を引退したとはいえ、マスコミは長嶋を放ってはおかない。ジャイアンツの監督としても常に強い関心を持たれていた。そして20世紀最後の2000年の日本シリーズは、巨人対ダイエー戦で監督としての長嶋と王の対決だった。ダイエーが2連勝したあと巨人が4連勝し、このONシリーズで長嶋ジャイアンツは日本一になっていた。
スポーツ紙や新聞の見出しに大きく「長嶋」と出ていても、何の関心も示さないのはきっと20代以下の若者だけだろうな・・・(関係ないですが、巨人は嫌いだが長嶋だけは好きだったというファンも結構いますね)

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長嶋茂雄の野球人生は、負けることから始まっている。
「神の領域を覗いたアスリート」西村欣也著より。
このフレーズからすぐに連想してしまうのは、テレビで長嶋特集などをする時必ずのように映し出されるシーンだった。それは巨人入団1年目の最初の試合で金田正一投手から4打席4三振を食らったものだ。今まで何度も見たり読んだりしていた。
しかし、それだけではなかったと自身は振り返っている。小学校4年生から三角ベースで野球を始めた時も第1打席は三振だったことまで覚えている。スゴイ記憶力だ!その後佐倉中で野球部に入って第1打席は三振、佐倉一高での最初の打席も三振だったという。
三振、負けからスタートするからこそ印象的だったのかもしれない。まただからこそ、それをバネとして多くのものを得てきたともいえそうだ。後に大打者になる選手でもその世界に入りたてのときには、まだまだ力の差が大きかったのだろう。
それは新入社員が会社や組織の戦力にならないのと似ていそうだ。しかし持って生まれた長嶋氏の才能は1年目から花開いていった。生きていても伝説の人ともいえそうですね。
5、6年ほど前、(長嶋さんが病で倒れる前)、帝国ホテルのある会場ですぐ目の前でジャケット姿の氏を見かけたことがあった。やはりすごいオーラを感じましたね。長嶋さんはこれからも一生マスコミから解放されることがないんでしょうね。。。。。