ひたすらSOS(すごいですね・驚きました・さすがです)を繰り返す。

R25」2008.2.14号より。
ふだん親しい仲間うちだったら、ほとんどの会話は意味のない雑談で終わってしまっていることが多い。しかし、ビジネスともなるとそうそうマイペースで話は進められない。どうしても“間が持たない”時に盛り上がれることも必要になってくる。そんなときどうするかということがここにはあった。
それは相手の話のキーワードをとらえて、連想ゲームみたいに転がしていくことがいいようだ。ポイントとしてその場で見えるものを話題にする。たとえば、「このネクタイ似合いますかね?」でもいいかもしれない。それに対して答えてくれたらそれをもとにネクタイや背広、ファッションの話題に転換していくことも考えられる。
また相手を褒めることもいいようだ。「御社のサイトは見やすくていいですね」「受付の方はしっかりしていらっしゃいますね」と。そのあとで、「やはり社内全体で取り組んでいらっしゃるんですか?」などと質問して相手にしゃべらせることもできる。
「この仕事を始めたきっかけは?」「休みのときどう過ごされてますか?」という質問も効果的のようだ。そのあとはフレーズにもあげたSOS(すごいですね・驚きました・さすがです)を繰り返すといいらしい。合コンにしてもビジネスにしてもたとえ意味のない会話でも盛り上がれば、間が持てるもの。空白の時間はもったいない・・・か。
自分が得意な分野の話であっても相手がまったく関心がなければ、盛り上がれませんがね・・・。そこがちょっと難しいところかも。ふだんからのちょっとした雑学が意外なところで役立ったこともありますがね・・・(といっても年に1回くらいかも)

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携帯の軽量・薄型化の技術がこの数年で一気に進んだ・・・
産経新聞」2008.2.15付けより。
ケータイはますます多機能になり、そのうえ薄型化も進んでいる。パソコンにしても薄さを競っているメーカーもある。そして、その薄さ、軽量化をまったく別のモノに使ってヒットした商品があった。
携帯電話が軽量になったことがヒントになって「ヘリQ」は開発されていたのだ。この「ヘリQ」とはぜんまい式のミニカー「チョロQ」のヘリコプター版のこと。全長120ミリ、重さ11グラム、赤外線コントロールで飛ばす室内用の超ミニヘリコプターだった。
これを開発したのはタカラトミーという会社で昨年11月に発売してから大ヒットしている。商品を並べると同時に品切れになってしまうという。発売2か月弱で10万個を売り上げていた。ヘリQには軽量化のために携帯電話のモーターや電池が使われているという。ケータイという意外なものがヒントになって全く別の商品(小型玩具)の開発につながっていたのだ。
3000円台の価格で、購入者のほとんどは30代、40代の男性だという。これは1回の外での飲み代からはじき出したという。価格設定もうまいと思える。やはり、同じケータイを眺めていても、ある業界の人はまったく別の発想をしているものなんだな〜〜
蛇足
先日、「JAFMate」を眺めていたら、“駅弁チョロQ”というのを目にした。有名特急の機関車のチョロQが8種類も駅弁の箱に詰められているものだった。実に楽しそうだ。これはファンにはたまらないだろうな。価格はお手軽の6300円だった。
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「日ごろスポーツをしている」と答えたミセスは全体の46%。
産経新聞」2008.2.15付けより。
生活面で目にしたこの部分がちょっと気になった。これは女性のためのある生活情報誌で有効回答704を集計した結果だった。ということは約半数が何かしら体を動かしていいるということになる。意外に多いと思った。だから本当だろうか、と疑ってしまった。スポーツといってもそのとらえ方で範囲は広いはず。
体操ストレッチ、ジョッギング、ウォーキング、ヨガ、水泳・・・など幅広い。しかも「日ごろ」とは週1回以上か、2週間に1回も含むのかということも曖昧に思えた次第。
ここには面白い結果が出ていた。それは「スポーツクラブに通っている」人のうち、30代では30%の人が「週1回」利用していたのに対して、50代では38.7%の人が「週4〜6回」となっていた点だ。年齢がいく程時間も金銭の余裕も出てくるということか、またはスポーツの必要性を痛感しているということなのだろうか。
また私が気になったのは「始めてからどれくらい経過しているか」もポイントではなかいと思ったことだ。継続期間が3カ月なのか、1年以上かも問われてもよさそうだ。
これはブログ(日記)でも似たようなものだ。たとえば、「ブログをやっている」とはいっても、スタートして3か月程度ならまだまだお試し程度の期間であろうし。半年以内にやめてしまうかもしれない。
物事は“どれくらい頻繁に”と同時に、“どれくらいの期間継続している”かも、(アンケートの質問も含めて)必要かもしれない・・・な。

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総合的知性が、ある専門性における鋭利な達成につながる。
「思考の補助線」茂木健一郎著より。
実に難しい言葉を羅列したフレーズでもあるが、この本自体全体に柔らかい本ではなかった。その中でもダ・ヴィンチのことについて触れた部分は興味深かった。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、「万能の天才」といわれているものの、発明家としてはどれも中途半端だったという。結局「絵画」という専門領域では卓越していたということになる。
それはもともと「万能の天才」といわれるほど、幅広い素養があったからこそ絵画の世界では「モナリザ」をはじめとする後世に残る作品を描くことができたのだと、筆者は主張する。
専門とはそれだけやっていれば到達できる世界ではないようだ。ここにまた、筆者の面白い表現があったので記しておこう。
「総合的な知性の強靭な足腰を持っている人が、そのエネルギーを専門的な領域に強烈に投入することによって、ロケットが点火され、成層圏へと脱出する。」
だからこそ、歴史に残るような偉大な独創を示した人は、例外なくすべてがそうだったのではないかと述べている。よく言われるように「専門バカ」だけじゃそれほど大きな仕事はできないということか・・・な。


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私の場合はダイエットっていうより「シェイプアップ」・・・
「ラーラぱど」2008.2月号より。
新宿駅の地下鉄通路で数週間も前に手にしたフリーペーパーだった。女性向けの仕様になっている、でもそんなの関係ない!と思って中身を眺めてみた。開いたページに「美のカリスマ・IKKOの美しくなる哲学」というタイトルが目に入る。
何気なく読んでしまった。そこの始めの部分にあったのが上記フレーズ。まあ、言葉の問題に過ぎないことだが、彼は「ダイエット」という言葉をあまり使わないという。自身が美容家だからというこだわりもあるのだろう。
確かにやることは同じでも言葉の表現を変えるだけで中身も違って見えてくる。ダイエットはただ痩せるだけのようだが、シェイプアップとなると、それなりに継続して鍛えなければならないようなニュアンスも感じられてくる。
IKKOさんもシェイプアップで一番大事なのは持続力だという。持続力がないとリバウンドしてしまう。そうならないためには、人を好きになることがいいという。IKKOさんらしい理論だ。彼の言葉を次にそのまま載せてみよう。
「片想いでもいいから恋愛をして。この人に、いつデートを申し込まれるか分からない、そういう気持ちが持続力になっていくの。・・・」とあったが、ちょっと笑える感じもしたな。
また、最後のほうにあったフレーズも結構いい。「ダイエットに執着しすぎると、人生までダイエット=減量してしまうということ。だから語源をシェイプアップに変えて。」と述べている。つまり生活の質は落とさないことも大事だという意味も含んでいるのでもあろう・・・な。