おおげさに言えば「大福の構造改革」・・・

「できる大人はこう考える」高瀬淳一著より。
「大福」とはあの和菓子のことだから「構造改革」とくっつくことで実に面白い表現になってくる。とは言ってもここでは言葉の面白さがメインではない。大福自体のことだった。大福といえば、ふつう餅とあんからできている。そこにイチゴを加えたらイチゴ大福ができる。またアイスクリームを入れたら雪見大福になる。
このようにちょっとしたアイデアでまったく別の味わいの商品ができあがってくる。はじめにこのようなアイデアを考えて作った人はすごい。要するにアイデアはふつうの「ものの見方」をずらすことから生まれることが多い。大福はこういうものだ、という定義にこだわらずに、構造を変えてみたからできたのだろう。
私たちが毎日のように手にしている携帯電話もパソコンも実に使ってない機能の方が多い。むしろケータイとふつうに呼ばれるようになってからは、電話で話す機能よりもむしろ、メール、ネット、ゲーム、テレビで使う方が多くなっていることにも気付きます。もうとっくに電話という定義を超えていましたね。
また今使っているパソコンも私はむしろ「文房具」として使っていることが多い。文字を書き、図や写真、イラストを描いたり。また手紙(メール)を書き、ハガキを印刷し、便せんやカード類なども印刷して作ったりしている。
新たな発想のためには、意外にいまある定義を見直すことだったかもしれませんね・・・


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「できる大人」は極端な修飾語をあまり使わない・・・
「できる大人はこう考える」高瀬淳一著より。
つまり「できる大人」は尺度を頭に思い描いているはずだという。0パーセントとか100パーセントを示す言葉は軽い気持ちで使うべきではないようです。その代りに「わりと」「かなり」「そうとう」「けっこう」などを使うことで、自分の思い込みを極端な言葉で語る愚かさを軽減できるという。
「たぶん」「おそらく」「だいたい」などの言葉を入れて推量のニュアンスを加えるのもいいようだ。ややずるいようだが、「これまでは」「いまのところは」といった断定しない言葉を使えるのが「できる大人」らしい。
ということは、「できない大人」ほど「絶対」とか「100%」や「必ず」を使いたがるようだ。たしかに「このなかでは」「比較的」「どちらかといえば」を使うと子供っぽくは見えないものでもあるな。
しかし極端な修飾語は意図的に使うのはいいようだ。相手の気持ちを高めるために「最高ですねぇ」などとおだてるときには効果的でしょうね。あえて極端な言い方で仲間の活力が高まれば、それはそれでグー・・・かも。

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相手との心の距離をちょっとだけ縮める“追伸”メール・・・
R25」2008.2.7号より。
ここではビジネスで使っているメールについて述べられていた。要するにほとんどが用件のみの事務的な内容になっているはずだという。そこで、もし気の利いた追伸が書ければ、送信相手に好印象を与えられると提案している。
で、ここに例があったのでそのいくつかを羅列してみよう。
1、同僚からの追伸・・・「キツかったら手伝うので、いつでも言ってね。」
2、部下からの追伸・・・「いつも迷惑かけてばかりで、すいません。」
3、上司からの追伸・・・「今日、誕生日だったよね?おめでとう。」
4、後輩からの追伸・・・「風邪ひかないでくださいね。」
また、追伸にも書くコツというものがあったのだ。それもピックアップしておこう。「素直な心を伝える。細やかな心遣いを見せる。その人に興味、関心を持つ。」この3つで十分だという。言われてみれば、な〜んだと思うことばかりだった。またこんなことを意識しながら、ビジネスで社外の人へ書く場合、次のようなものが参考になりそうだった。
1、いつも電話に出る○○さんは対応がしっかりしていますね。
2、こんな時間まで、おたがい大変ですね。お体にご自愛ください。
3、この前、会話に出ていた本、読みました!
いくらビジネスとはいっても業務連絡ばかりじゃ味気ない。たまには気の利いたひと言を追伸で言えると、いいんだがな〜
追伸 いつもこの「ちょっと気になるフレーズ」を読んでくださる皆様に幸運が訪れますように!