36年経ってもロングヒット中!

R25」2007.11.8号より。
つまりこれはコンビニの定番商品だった。それはあの「日清カップヌードル」のことだった。この商品が最初に発売されたのは、1971年だった。日本でコンビニの歴史が始まったのが70年代半ば。つまりカップ麺はコンビニと相性がバツグンだっというわけだ。
コンビニでは店を出てから30分以内に消費される商品がおおく品揃えされている。当然、弁当やおにぎり、ペットボトル飲料も定番商品となっている。そして、コンビニ自体もどんどん増えてきている。
カップ麺という自由な感じの色のスタイルは時代の雰囲気ともよくマッチしていたようだ。また、70年代生まれのロングヒット商品は意外にもあった。アロンアルファ(1963年に誕生、一般家庭用には1971年に発売開始)、プッチンプリン(1972年)、筆ペン(1973年)、ホカロン(1973年)・・・
セブンイレブン1号店ができたのは1974年だった。30年以上前には、これほどまでにコンビニも身近に増えるとは思わなかったな。それにしても、カップ麺はこれからも細く長く・・・だろうか。うちではむしろコンビニでは弁当やおにぎりの方を買う方が多いが。

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太陽が生んだジュエリー・・・

「メトロポリターナ」2007.11月号より。
なかなか面白い見出しのコピーでちょっと気になったが、これのあとには“ドライフルーツを召し上がれ”と続いていた。つまり太陽の力で乾燥させた果物などのことだった。
乾燥させることで、なかに含まれるカルシウム、マグネシウムなどにミネラルや食物繊維などがギュッと凝縮される。生の状態よりも重量に対する栄養価も高くなる。
糖度が高いから、少し口にするだけで血糖値もあがり満足感も得られる。ドライフルーツといって何を先に思い出すだろうか。昔からあるレーズンかもしれない。
このページにあった写真にあるイチジク、キンカン、トマト、洋ナシ、バナナ、サルナシ、ほおずきなど眺めると確かにカラフルで太陽が生んだジュエリーというのもうなづける。
子供のころは乾燥イモ(干したサツマイモ)も食べたものだった。先日駅前のスパーでも見かけたばかり。最近ではドライマンゴー、ブルーベリー、プルーンなども食べていた。
そういえば、昨年かなり高級な干し柿をいただいたことを思い出した。1個づつがセロファンで包装され、木箱入りだった。糖度は砂糖以上だったな。やはり天然の甘味はすごいものだと実感。

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どんなに才能のある人間でも、ひとつのことをやってきた人間には敵わない。
R25」2007.11.15付けより。
インタビュー記事での浅田次郎のことばだった。彼の職歴についてはすでにあちこちで書かれているからご存じの方も多いことだろう。高校を卒業後自衛隊に入り、2年後に除隊している。その後アパレル業について24歳の時には自営していた。
そして、人気作家となった今でも、彼自身小説を書くより商売のほうがうまいと思うと笑っている。昼はアパレルの仕事をして夜家族が寝静まってから小説を書いていたのだ。
もともと読書が大好きで、小学生のころに『伊豆の踊り子』のエンディングを自分なりに書き換えていたというからすごい。そして、中学生で小説家になることを決めていたという。はたして、中学生で将来の職業を決めている人などどれほどいるのだろうか。
商売も順調にいったわけではなかった。29歳で1億数千万円の借金をつくって倒産したが、6年で復活している。しかもその間も小説を書き続けていたというから並の根性ではない。文章が活字になったのは39歳だった。
数十年間ずっと、ずっと書き続け、努力して考えに考えてきた結果が今なのだ。愚直に進んできたことで成功をおさめている見本にも思える。「自分が面白がっていないと面白い小説にはならない」、という部分も説得力があるな。