この1、2ヶ月で自分を変える何かした?

R25」2007.10.25号より。
要するに何か新しいことを始めれば、今まで気づかなかった新しい発見もあるはずだという主旨の特集だった。タイトルは「プチ自分改革のススメ」とあった。
ここには、20代、30代の人たちへのアンケート結果があった。そこでの質問1はここ1、2カ月で実んを変える新しいことにチャレンジしましたか?で、その答え、ハイが52.6%。イイエが47.4%だった。
質問2、チャレンジしなかった理由は何ですか?の答えの上位3つ(複数回答)は以下のとおり。1、時間がない。60.1%。2、お金がない。35.8%。3、めんどくさい。17.7%。となっていた。
たいていは「そのうちいつかやろう」と思っているうちに時間だけが過ぎてしまうことが多い。またチャレンジしなかった理由は「時間がない」がダントツに多い。とはいっても、5年先、10年先までいまやりたいことを覚えていられるか、またその時時間があるかどうかもあやしいな。
先ほどの答えを見れば、半数もの人が何かにチャレンジしたことになっている。意外に多い。やはりそれは若さだろうとも思える。歳をとるにしたがってめんどくささが先にたってしまうかも。その前にチャレンジする対象が見つからないとか、必要性がないと考える人もいるだろう。
プチ自分改革って、思い切りがないとできそうもない。たとえば、ブログに日記を書き続けることも自分改革に役立っているのだろうか・・・


想像力とはシミュレーションする力。
「ゴールデンミニッツ」2007.10月号より。
巻頭ロングインタビューのなかでの俳優長塚京三さんのことばだった。この一言が発せられる前に、次の質問があった。「演技力、体力、忍耐力・・・仕事上もっとも重要なのは何ですか?」というもの。
どの一つも重要であるに違いない。それに対して長塚さんはそこにはない「想像力」を挙げていた。これは一般人には思いつかないだろう。そして、シミュレーションする力こそが、彼が役者としてもっとも大切にしてきたことだったのだ。
シミュレーションしていくなかでベストの演技を探しているのだろう。だから演技にしても、最初にやったもの(ファーストテイク)が最高だとも感じている。またこれは演技に自信があるからこそ言えることなのだろう。
シミュレーションという言葉、知ったつもりになって曖昧に使っていたかもしれない。もう一度辞書で調べてみた。シミュレーション (Simulation)とは、実験・訓練を目的とし、複雑な事象・システムを定式化して行う模擬実験をいう。(なんだか堅苦しい表現だ)
またシミュレーション力を発揮するには、それまでにいくつものパターンをあらかじめインプット(習得)しておく必要もありそうだ。何ごとも基礎がなければ応用問題も解けませんからね・・・



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日常の中の非日常。
「メトロミニッツ」2007.10.20号より。
いつも見慣れた街中の大通りには、しばしば大勢の人だかりがあったりする。その中心をのぞいてみれば、大道芸をやっている。私はほとんど横目で通り過ぎるだけだが、かなりじっくりとパフォーマンスを楽しんでいる人も多そうだ。
見せるための芸である限りは、人をひきつけ楽しませるものでなければならない。一般大衆は正直なもので、面白ければ多く集まるし、つまらなければ人はすぐに立ち去ってしまう。野次馬を観客に変えてしまえるような大道芸人はイコール本物のアーティストでもあろう。
また、駅周辺では路上ライブもしばしばお目にかかる。これはほとんど毎日あちこちでやっている。ふだんは何気ない駅近くにもミュージシャンたちの楽器や歌声が響く。新宿駅周辺ではちょっとした広い通りがあれば、ラテンミュージシャンのグループやソロでギターやキーボードを弾きながら歌う若者がいる。
今ではすっかり風景に溶け込んでしまっているようでもある。運が良ければ、メジャーデビューするグループも出てくる。今後ともこんな風潮は増えていくだろう。また、何年もまえから私の住む地元の駅周辺でも毎晩のようにギターの演奏で路上ライブを繰り返す若者が増えてきている。しかし、実際に足を止めて聴き入っている人は少ないな。

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自分たちで作るようなものではないものを作れるようにする。

ウェブサイト「百式」2007.10.21付けより。

ここではこれから結婚するカップルが一緒に指輪を作れる工房を紹介していた。とは言ってもアメリカの記事だが。さっそくそのhttp://www.newyorkweddingring.com/ というサイトを覗いてみた。
すると、「あなた自身の手で結婚指輪を作ってください!」というコピーが飛び込んでくる。もちろん金細工職人が指導してくれるのだ。素材は18金からプラチナまで各種ある。作る工程はデザインや磨きといった作業だろうが。
よく結婚式ではウェディングケーキにナイフを入れるのが最初の二人の共同作業だ、などと言われるがこの指輪を二人で作るというのもあとまで残る記念行事になるかもしれない。創造的な作業を二人ですることに意義がありそうだ。
要するにその作る過程を楽しみ出来上がった時の満足感は格別なものがあるのだろう。オンリーワンの一対の指輪というのもちょっと驚きを与えてくれそうだ。ただし、万一失くしたら同じものはないかもしれないが。
さて、タイトルのフレーズにもどると、つまりおそらく素人ではできなそうなものを誰でも携われるところに驚きがあるのだろう。だから、この結婚指輪以外にもなにか考えればちょっとしたビジネスのヒントになりそうだが・・・




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本当に大切なものは目には見えない。
朝日新聞ホームページ「どらく」より。2007.10.25日分。
「ひとインタビュー」の記事のなかで、歌手の石川さゆりさんが語っていたことば。今年で歌手生活35年目に入ったというからプロとしてもかなりのキャリアだ。
石川さんにとっては、一つひとつの歌やステージを作り上げていたときの思いや、人との出会いが大事だと振り返っている。それらは目に見えるものではないが、ずっと大事にしているようだ。

また彼女への「人生に影響を与えた本は?」という質問に対して答えたとき「星の王子さま」(サン・テグジュペリ著)を挙げていた。それによって「本当のことは目にはみえない、自分の心の目で見ることの大切さを教えられた」とも語っていた。
そういえば、モノよりそんな実際には目にすることができないが感じられるもののほうが大事に思えてきたな。お金よりも幸せ感とか。高額なモノよりは健康、友情、家族愛、絆なんていうのもそうかもしれない。
もし、仕事だったら商品以上にサービス、信用、信頼関係などがくるかもしれないな。それから、将来のためにいい思い出作りができたらいいが。