見知らぬ本との出会いをくれるのが図書館のありがたいところ。

アーバンライフ・メトロ」2007.10.1号より。
この号の特集は“自分磨きの図書館術”だった。いったいなんだろうとちょっと気になったが、別にこれといって目新しい術があるわけでもなかった。いくつか特色のある図書館などの紹介があった。
本屋にいってもどの本を買っていいものか迷ってしまう。しかも、名前だけは知っていてもまだ読んだことのない作家のものはもし買って読み始めたものの、つまらなかったら損をした気分になってしまう。
ところが、図書館で借りた本ならつまらなかったら途中で放り出しても損した気分にはならない。むしろ、少しでも興味がある作家であれば、いろいろ借りて読むことができる。なんといってもタダで借りられるのがありがたい。地元の図書館では一度に付き5冊まで借りられるが、それだけで十分なくらいだ。
そうして、自分のお気に入りの作家や作品に出会うこともある。私は時どき植物関連の本を買ったりするが、ちょっと高額だと買うのに躊躇してしまうものでも借りることができる。たまに見る美術の豪華本なども家に置いておくだけも邪魔になりそうだが、図書館ではいつでもゆっくり眺められるし借りることもできる。
図書館では一般の本のほかに新聞、週刊誌、月刊誌などの新刊やバックナンバー、音楽、落語などのCDも揃っていて使いようにては結構便利だ。
私の住む市ではリクエストすると新刊の図書も買ってくれたりする。以前、自分で購入するには高そうな本をリクエストしたら入荷の連絡があって借りたこともあった。でも、まだまだ使いきれていない。せっかく税金を払っているのだからもっと有効に使わねばな。

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最近では検索の上位にブログが来ることが多い。
「人を動かす情報術」春木良且著より。
この筆者がサーチエンジンを使ってあるキーワードを検索してみたら、4740件の検索結果のうち上位100件を分析したところ、3位から28位までブログが占めていたという。さらに、100件中では66件がブログだったという。
それだけブログからの情報が多い!・・・・と勘違いしてしまう。しかし、実際は情報そのものではなくて、表現が検索結果に反映しているのだった。または取り上げられる関心の多さかもしれないが。
つまり、ブログのほとんどはニュースなど同じようなものを元にしてそれに個人的な意見を付け加えた程度のものが多いからだ。一つのニュースからは似たような意見や感想が多いことだろうな。賛成か反対かの違いはあるだろうが。
まあ、こんなことは実際にある言葉を検索してみたときにふだんから、実感していることでもあるな。本当の価値ある情報を得ようとするときむしろブログは邪魔になるのだろうか・・・なんて考えてしまったり。

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いま住んでいる地域を気に入っている人は8割以上。
朝日新聞、土曜版」2007.10.6付けより。
これは、“住み心地”というテーマで「住んでいる地域を気に入ってますか?」という質問に答えた人の割合だった。2530人が答えていたが、意外にも多くてちょっと驚いた次第。
結局、一言でいえば住めば都というやつだろうか。はい、と答えた人は85%だった。その理由があったが、ベスト3は次のようになっていた。1位、交通の便。2位、自然環境。3位、買い物が便利。
また、いいえと答えた15%の理由のベスト3は以下だった。1位、交通の便が悪い。2位、行政サービスが不十分。3位、買い物が不便。
という結果からは、やはり「交通の便」が住みやすさのポイントになっていることがわかる。さらに突っ込んだ質問の「10年後も住んでいると思いますか?」ではやはり82%が、はいと答えていた。
かつて実家に住んでいる頃は最寄駅から徒歩7分程度のところだった。しかし、その後家を建てたときには、駅までバスを使わなければならないところだった。初めのうちはちょっと戸惑ったが、環境は悪くないのでやはり住めば都・・・かな。
蛇足
意外にスポーツ施設があったり。室内温水プールまでは、自転車で約10分、テニスコートまでは徒歩3分、ゴルフ練習場までは徒歩15分、乗馬クラブまでは徒歩4分、ゴルフ・ショートコースまでは自転車で5分等々。でも私が利用するのはせいぜい温水プール(風呂、サウナ、流水プール付き)程度。


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「ダイエットは楽しく知的な行為で、・・・」
朝日新聞、土曜版」2007.10.6付けより。
これは今ベストセラーになっている新書版の本『いつまでもデブと思うなよ』について触れた部分にあったフレーズ。この後半の“・・・”部分には「ローリスク・ハイリターンの最高の投資」とあった。
8月下旬に発売されたこの本を、私自身も何度か書店で大量に置かれてたので手に取ったことはある。この本の帯にある「1年で、50キロの減量に成功!」というかなり強烈なコピー文が目に入る。
健康でこれほどまで痩せられるならすごいことだと思える。筆者は49歳の大阪芸術大学客員教授岡田斗司夫さんだった。117キロ→67キロになったという。もっとも身近で100キロを超えた人をめにすることは少ないが。
彼は太っていることは、印象的にも経済的にも損だと実感していたようだ。そこで、独自の技術と思考法で、見事減量に成功している。そのプロセスがこの中年男性のダイエット本一冊にあるのだろう。
実際の成功者に“楽しく知的な行為”などと言われると、太っている人はかなりそそられるのではないだろうか。(少なくともビリー隊長のブートキャンプでの過激なダイエット法よりは長続きするかもしれない。)
幸い私は外見はやせ型だが、腹回りだけはメタボなのがちょっと気にかかる・・・