Y音は美人のことばと言っても過言ではない。

「メトロポリターナ」2007.9月号より。
感性アナリスト・脳科学者の黒川伊保子さんが「オフィスで役立つ魔法のことば」というコーナーで言っていたこと。とくに女性には気になるのではないでしょうか。
当然ですが、Y音とは“や、ゆ、よ”で始まることばです。日本人はこの音を無意識のうちにも効果的に使ってきたようですね。
「ようこそ、いらっしゃいました」「ゆっくりなさってください」「よろしいでしょうか?」などこれらのY音を発音する際には口元は緊張と緩和の組み合わせで出すことになる。そして、女性の口元を魅力的に見せる仕草となるようだ。
だからY音は美人のことばともいえるのかも。意味を考えても「ようこそ」「よろしく」「ゆるしてあげる」などは人間関係を和らげてくれるようだ。
上手に使えば、より素敵な女性になれる・・・かも。これを読まれた方、“よ〜し、やってみる!?”

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半径何メートルかの出来事に一喜一憂している自分・・・
「メトロポリターナ」2007.9月号より。
そういえば、余裕のない日々を過ごしてしまっていると感じるときがある。仕事のことを考えればきりがない。時間に追われて過ごすうちに、あっという間に一週間が、一か月が、一年が過ぎている。
心身ともにぐったりと疲れたからといって、それほど成果があがっているわけでもない。子供のころは長く感じた一年が歳をとるにつれて、毎年加速されているかのように感じる。
たまにはそんな狭い世界から離れてリフレッシュしたいとは思うが、わざわざ休暇を取ってまで旅に出る余裕もないのが実情だ。実に目に見えない拘束は多い。
そんなときにはどこか開けた場所に行ってみるといいようだ。高層ビルの上からや、近くの小高い丘から遠くの風景を眺めるのもいいかもしれない。
そのほか広大な海や砂丘などには心を浄化する力があるようだ。そう考えてみると仕事場に行くより、海の方に近い所に住んでいることに気づいた。近いうちに海を眺めに行ってみようか・・・な。

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自分をリセットするひとり旅を、東京にいてもできないだろうか・・・
「メトロポリターナ」2007.9月号より。
べつに東京に限るわけではないが、都市の裏側、つまり路地裏に入れば表通りとはまた別の表情に出会えたりもする。
どこでも街の路地裏にはそこに住む人の生活感があるものだ。表通りより親密感さえ感じられるもの。しかし、そんな露地裏もいつまでもあるわけではない。街の表情は生き物のように変化を続けているからだ。
今でしか出会えない風景も多い。都市はいつも建築物の建て替えが繰り返されている。古い建物は取り壊され更地になり、駐車場になり、高層マンションやビルが建設される。
そういえば、たまに子供のころの実家やその周辺の白黒の写真を見ると、人よりもむしろすっかり変わってしまった風景のほうが懐かしい。もう、一瞬にして頭の中は40年ほど前にタイムスリップしてしまう。
当時一緒に遊んだ友だち、遊び、食べた物、昆虫、植物・・・。昔遊んだ雑木林や広場はもうどこにも見当たらない。やはり路地裏も幼かったころの風景写真も今となっては別世界・・・(のような気がする)。


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見たい、知りたい、の先にあるものは「驚きたい!」
「メトロポリターナ」2007.9月号より。
作家の角田光代さんは海外へひとり旅をよくするそうだ。国内なら簡単そうだが、海外に女性がひとり旅をするというのもかなり勇気がいることだろう。
すべてをひとりで決めると喜びも失敗もダイレクトに自分に響いてくるらしい。人と一緒の場合は喜びや感動は共感できてそれなりの楽しさもあるもの。しかしまた自分の考えよりも人の考えを優先してしまうこともあるかもしれない。
「見たい、知りたい、の先にあるものは、驚きたい!」だと言う角田さんは、ひとり旅を繰り返してきたから自然とそう言えるのだろう。
やはり旅に出るということは何か新しいものとの出会いがなければつまらない。本や雑誌やテレビで情報として知ってはいても、実際目にすると驚くことは多い。
日々の生活でも、そんなちょっとしたサプライズが気持ちを新鮮にしてくれるに違いない。