私にとってのライフハックは・・・

この2日間、生活や仕事を快適にするためのライフハックについて触れてみた。そこで、自分が今までやってきた中にもあるかもしれないと振り返ってみた。
一つあった。それはしばしば仕事でもプライベートでも使うオリジナル一筆箋だった。10年前までは文具店で市販のものを買って使っていたが、絵柄やデザインがどうもいまひとつ気に入るものがなかった。
そこで、パソコンで自分で作ることにしたのだ。はじめは罫線をひくのに苦労をしたが、ようやく完成する頃には作ること自体にはまってしまった。満足できるものが出来るまでには約半月以上はかかってしまったが。
数百種類も作るうちにコツがつかめてきた。もちろん、誰にでも簡単にできるとは思わないが。いつも同じ便箋に書くよりも、時どきは違ったものに書くほうが気分転換にもなる。また、自分で作ったほうがかなり安くできる。だから惜しげもなく使えるのだ。
また、自分で使う以外にちょっとした(気を使わせない)粗品としても利用できている。そうそう、ライフハックがトピックだった。つまり、手元にいろいろな種類がいつでも用意できていればすぐに一筆書くことができる。これは実に快適なことでもあるな〜と実感している次第。

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きわめて安易な日記の書き方・・・

もし、その日になってから、特に何も書くようなことがなかったら。(たとえば私の場合とくに気になるフレーズに出くわさなかったときなど。)こんな方法もあるかなと思った次第。

それは、前年、前々年、3年前・・・の同月同日にはこんなことを書いていた、と抜粋したり羅列すれば済んでしまう。

そして、過去の日記に対する、現在の自分の感想(コメント)などを少しつけ加えるだけ。というわけで、私自身の日記を振り返ってみよう。とりあえず、今日はタイトルだけ並べてみた。

2006年7月27日  脳の不思議なシステム・・・欠点と意識したことを乗り越えようとする働き。・・・「朝日新聞」2006.7.2付けより。
2005年7月27日  右脳は圧倒的な情報量を高速で処理するCPU.・・・PRESIDENT2005.7.18号より。
2004年7月27日  万単位の反復練習。・・・「身体感覚を取り戻す」斎藤孝著より。(ブログを始める前あるHPで書いていた)

すると、なんと、去年も一昨年も偶然にも「脳」という言葉を取り上げていたことにいま気がついた!(もし日記を書いて一年以内だったら、1ヶ月、3ヶ月、半年前の日記も振り返られるかも)

と、まあ実に簡単だがかなりの量が書けてしまう。ちょっとバカバカしいが、たまにはこんなふうにお蔵入り(?)してしまった過去の日記を読み直してみるのも悪くないかなと思ったり(思わなかったり)・・・

(蛇足)
(at 2004 07/27 20:53 の日記の全文)
万単位の反復練習。
「身体感覚を取り戻す」斎藤孝著より。

武道の技を習得するには、万単位の反復練習が必要だという空手家の南郷継正の技論を紹介している。

そのなかでも「量質転化」という概念があり、量がある程度に達すると質的な変化を引き起こすというもの。それを目標に反復練習をするべきだという。

また一つの技を万単位で反復することがないなら、自分の得意技をもつことはできないともいう。これはとてつもない回数だ。一般にノウハウなどと言う言葉があるが、この技を習得するための反復回数の前にはあまりにも軽い言葉に思えてしまう。

仕事もこんな心がまえでやったらかなりのことが出来そうな気もするが、そんな根性は私にはないか。

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「人生に必要なものは夢と勇気とサムマネー」
「月刊現代」2007.7月号より。
これは、加藤廣氏と大野剛義氏との対談のなかでのフレーズだったが、もともとはチャップリンの名言だった。
1930年生れの加藤さんは75歳で作家デビューしていた。第一作『信長の棺』は28万部のベストセラーとなっている。また1935年生れの大野さんは69歳のときはじめてヒマラヤ登山に挑んでいた。(元さくら銀行専務取締役)。
対談のなかで大野さんはまさにチャップリンの言葉を実感しているようだった。そして、“人間は次々と言い訳を考えつく動物ですから「お金がないからできない」「時間がないからできない」となってしまう”という。
結局、本当にやりたい夢と実行する勇気をもっていれば、あと少しのお金があればできるはずと考えている。そのサムマネーは年金の額があればいいだろうという。問題はそれが保障されるかどうかだが。
加藤さんは、自分の人生を振り返って若い人によく言うのは「自分の人生を注ぐほど価値のある仕事なんてめったにあるもんじゃない」ということらしい。ただし創業者や野口英世のような研究者は別だがということだ。
つまり、「仕事の中に人生を入れる」のではなく「人生の中に仕事を入れる」べきだと主張している。実際に仕事で自己実現が出来るのはひと握りの人のようだ。まあ、凡人には無理か・・・な。