ライフハックというのは、快適に仕事をするためのちょっとしたコツの

日経ビジネスアソシエ」2007.08.07号より。
この雑誌には、実に聞きなれないこのライフハックということについての特集があった。正直言って私自身この雑誌を読むまでは“ライフハック”という言葉さえ聞いたことはなかった。
それは上記の意味だったのだ。こんな言葉がどれだけ一般化するかはわからないが、日常や仕事では人それぞれに工夫はしているにちがいない。しかし、また人のちょっとしたコツも自分流に取り入れてみるのも悪くない。
とりあえずハックという言葉について触れておこう。hackは「ぶった切る」の意味だった。斧で大木を豪快に切り倒すように、“バッサバッサと仕事を片付けていくための工夫や知恵”がライフハックというもののようだ。
単にハッカーと言えば、「他人のコンピュータシステムへの不法侵入者」を意味するので悪いイメージだが、自分がライフハッカーになる分にはいいだろう。
文具王の高畑正幸さんによれば、「ものぐさな気持ちがハックを生む」という。「ラベルの文字はきれいに・・・」と考えただけで面倒になってしまう。だから、「とりあえずコレでいいや」とものぐさな気持ちでやることが意外な小技を思いつくというが・・・


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ハックの楽しさは日々のルーチンワークをいかに洗練させていくか・・・

日経ビジネスアソシエ」2007.08.07号より。

ここに掲載されていたいくつかをご紹介しておこう。雑誌には75個の紹介があったので、ごく一部だけ抜粋してみた。なかにはもうすでにやっているものもあるかもしれない。
・付箋見出しで手軽に書類整理・・・→書類を整理する際にインデックスシールをキレイに貼るのが面倒な時、ポストイットのようなものでクリアファイルの内側に、付箋がはみ出るように貼るだけでインデックス代わりになる。
・名刺を原寸大でコピーし保管するためのカンタン裏技・・・→白い紙に白いものを印刷すると名刺の縁がはっきり写らない。そこで、黒い手帳や色の濃い紙などに重ねてコピーする。
・最新の書類を見分けるにはマーカーを重ね塗りで・・・→書類は新しいものも古いものも紛れ込みやすい。そこで、書類の縁を明るい色(たとえばピンクなど)で線を引いておく。そして、古くなたものには、ほかの色で重ね塗りをする。すると色が濁って新旧が見分けやすくなる。
・お札形のメモを財布に忍ばせておく・・・→メモ用紙が切れてしまった!そんな時に備えて、財布に予備のメモ用紙を入れておくと便利だ。
・落とすとマズイ手帳には名刺を貼って、報酬も書く・・・→手帳には届け先として自分の名刺を貼っておくのが一番のお手軽。さらに拾った人に5000円の報酬を出すという文章を書き添えるというのも手らしい。
・メール機能を利用すれば、難しい漢字もラクに書ける。・・・→漢字を思い出せないときには、もうすでにやっているかも。
結局はいま面倒なことを簡単に手っ取り早くやってしまう方法だろうな・・・