結局、一番の解決方法は、やはりパソコンを買い換えること・・・

朝日新聞、土曜版」2007.7.7付けより。
“てくの生活入門”というコーナーの最後の部分にあったフレーズ。ここでは、「95」は勿論「98」「Me」のOSの修正サポートがすでに終了しているため、ネットにつなぐのはセキュリティ上問題があると指摘していた。
もっとも、今のところ家にあるものは、「XP」と「VISTA」だから関係ないものの、次々とあたらしいコンピュータウィルスが発生していると、数年ごとに買い替えねばならないのがもったいない気もする。
まあ、たいていその間にパソコン自体がかなり使いづらくもなっているが。この機種の前の「Me」はどうも安定性が悪かった。しばしば、ネットの接続中にトラブルが発生していた。たまたま昨日お会いした人も同じような不具合がおこると言っていたな。
古いOSだと自分が攻撃を受けやすいだけでなく、知らないうちにパソコンを乗っ取られ他人を攻撃するのに利用されるといったこともあるらしい。だからネット全体の安全ためにもネットにつないではいけないという。実に恐ろしい。
ネットに繋がなければ、古いパソコンでも問題はないとは言うものの、今頃はパソコンと言えばネットに繋ぐのが前提になっている。ただの文房具としてだけ使う人は稀だろう。本来なら文具なら大切に長く使いたいものなのに、パソコンではそれは当てはまらない・・・か。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“年金特需”。年金記録の記載漏れ問題で、潤っている業界がある。

「フジサンケイ ビジネスアイ」2007.7.10付けより。
なんだか火事場泥棒みたいな印象を受けるが、そうとも言ってられない。で、ちょっと気になる特需の恩恵をこうむっている業界とは、システム開発と人材派遣だった。
政府は5000万件にのぼる該当者不明記録の照合を来年3月までに完了させるための新たなソフトウェアを導入することになっている。さらに、2011年をめどに社会保障関連の情報を個人ごとに一元化する新システムの導入も打ち出している。
また、一方で人材派遣業界でも、加入者からの相談や問い合わせが殺到している社会保険事務所への派遣ほか、電話応対業務の受託など需要が生れている。
本来はあってはならないことの対応のために、ある業界だけが特需の恩恵を得ている状況だ。国にとっては莫大な支出・・・・・だが、これをまかなうのは全て加入者からの保険料や国民の税金!なのだ。
う〜む、消費税アップも心配になるな〜

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ただ平だけなら、定規があればすむ」
「フジサンケイ ビジネスアイ」2007.7.10付けより。
一面の“トップの素顔”というコーナーにNECビッグローブ社長の飯塚久夫さん(59)のインタビュー記事があった。飯塚さんは現場からのたたき上げの人だった。
社会人としての振り出しは名古屋市内のNTT局舎での電話交換機の保守業務だった。来る日も来る日も作業服を着て不備の見落としがないか、点検作業を繰り返していた。
そんな現場主義の飯塚さんが感銘を受けたのが『闘』(幸田文著)という小説だった。そこでは、医者が患者の左官に、どういう心持ちで技術を磨くのかを問う箇所があった。今日フレーズで取り上げたのがその一部だった。
「ただ平だけなら、定規があればすむ。だが定規どおりの平でも、場所によっちゃ、あかりに食われちまう。出っ張ってみえたり、くぼんでみえたり。・・・・」
プロの左官は単に定規だけを信用しているわけではない。いかにしたら人の目に平に見えるか、満足してもらえるかを第一に考えていたのだ。つまり杓子定規でない、柔軟な顧客志向だった。
時代が進むに連れて、いろいろなことが便利になる。その一方でかゆいところに手が届くような現場感覚のサービスも失われつつあるのかな・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・