作業服と長靴は戦闘服であり、大切なコミュニケーションツール・・・

「メトロミニッツ」2007.6.20号より。
略すと農文協という会社がある。これは農山漁村文化協会といって、農業高校教科書をはじめ、広く農業や食に関わる書籍や雑誌を出版している会社だった。
そして就職後には全員が農業の現場を知るために月刊『現代農業』の営業マンを経験することになっている。つまり農家に訪問取材する際には、ゴム長靴姿だと農家の方には受け入れられやすいのだ。
現在副編集長をするある女性は「ハイヒールなんか履いてたら話聞いてやらない」とも言われたそうだ。つまり、農山漁村を原付バイクに乗って駆け巡り、農家の人とコミュニケーションをとる営業マンには何も気取った服装など必要なかったのだ。
作業服で思い出すのは、数年前田中耕一さんがノーベル賞を受賞した時、作業服姿でインタビューに答えていたのが実にすがすがしかったな。医師や看護婦さんも白衣だと患者もなんだかほっと安心できる。やはり、ユニフォームは無言のコミュニケーションツールでもあるかな。

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電車が2、3分遅れただけで職員が遅延証明書を発行する。
JAFMate2007.7月号より。

ピーター・バカランさんはイギリス出身のブロードキャスターで、来日して33年になる。そんな彼が東京で暮らしてビックリしたことがあった。それが上記のフレーズだった。それだけ、日本の鉄道は時間に正確に運行することを重んじているのかもしれない。
今まで電車が遅れてもほとんど遅延証明書を受け取ったことがなかった。それほどいい加減に時間を過ごしているともいえるか。特に朝の通勤電車は遅れやすい。車内で体調を崩したり、ドアにものが挟まったり、人身事故の影響など。定刻どおりに走ればもうけものかもしれない。
時間に余裕を持って出かけることは、イコール心にもゆとりが持てることになる。あわてて時間ばかり気にしていると、ものを忘れたり何かにぶつかったりとロクなことはない。いずれにしても分単位で正確に動くはずの電車の到着が2、3分遅れれば、鉄道会社は遅延証明書を発行すればそれで済んでしまう。
しかし、それでも中にはそんなもの必要の無い人のほうが多いかもしれない。その後、もし飛行機や船に乗り遅れたらと思えばかなり焦ってしまう人もいることだろう。
もっとも、電車、バス、飛行機などの乗り物の遅れは個人ではなんともならない。しかし、車の場合はひょっとすると数分の遅れは取り戻せると思ってスピードに頼りがちだ。やはり気持ちに余裕がないそんな時ほど、気をつけねばな。
日本人、とくに都会人はせっかちすぎる?朝の駅周辺の人の流れは恐ろしいくらいのスピードになっている。あのエネルギーはすごい。
1日に約76万人が乗り降りするJR東京駅で、改札を通り抜ける乗客の“重み”を利用して発電する「発電床」の実験が、16日朝から始まった。

 人の重みで、床に敷いたシート状の「圧電素子」を振動させて発電するという仕組み。丸の内口北口改札の6つの通路にシートを敷き、発電量を示す電子パネルを設置した。実験は2か月間続け、圧電素子の耐久性などを確かめる。

 駅を毎日通る大勢の人のエネルギーを利用できないかという発想で始まった研究開発。だが東京駅のすべての改札口にシートを敷いたとしても、1日の総発電量は「100ワットの電球を十数分間つける程度」(JR東日本)に過ぎず、実用化までの道のりはまだまだ遠そうだ。
2006.10月



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雨の日だからこそやっておこう、なんていうことなど。

今日は朝の予報どおり、夕方から雨になった。カラ梅雨の感じがしていたので、ありがたい気もする。ただし、これが続くと実にうっとうしい。
夜に雨が降るなら、家にいればあとは寝るだけだからとくに気にすることはない。ただし連日の雨だと困ることも多い。うっとうしいと考えたらなにもしたくなくなってしまう。
雨が降ってきて助かったと思うのは、狭い家庭菜園の野菜に水をやらなくても済む時だ。とは言っても降りすぎも困るが。自然の天気にちょうどいいはなかなかありえない。
そこで、雨だからこそふだん手をつけられないことをやっておこう、と考えればかなり前向きかもしれない。たとえば、押入れや机の引出しの中や本棚の整理。これらは意外に時間をつぶせる。キッチリ出来れば達成感を味わえそうだし。
また、パソコン内のデジカメで撮った写真の整理。またはアルバムの整理。さらに、パソコン内の不要なフォルダやファイルの削除もめったにやってないことだ。しかも、写真などの画像を眺めているうちに、撮影した当時のことなどを思い出したりしてしまうもの。そこで、また余計な時間がつぶれる。
もっとも、一般的なのが晴耕雨読、つまり読書だろう。買ってはあったものの、まだ読んでなかった本や雑誌があったりする。そのうち、と思っている間に半年が過ぎていたり。もし、時間があれば気になった本を探しに図書館に出かけるのもいいかもしれない。
日本では四季のほかに、梅雨という別の季節が存在しているようだ。ジメジメとして蒸し暑いし外出するのも億劫になる。洗濯物も乾きにくい。外出時に夕方から雨になると予報されれば、とりあえず邪魔な荷物になる傘を持って出かけねばならない。
もっと暇があれば、過去の日記を読み返すのもいいかもしれないが、そんな時間はないかもしれない・・・な。