「大人になる=信じるもの減少」じゃ、つまらない。

「メトロミニッツ」2007.6月号より。
七夕が近づいてきた。幼い頃は色とりどりの短冊にいろいろと将来の夢や願いをしたためて、笹の枝につるしたものだった。「〜になれますように」「〜ができるようになりますように」などと。しかし、大人になるにつれて、そんな行事からは遠ざかってしまう。サンタクロース、UFO、白馬に乗った王子・・・何もかも信じることはない。目の前にある厳しい現実ばかりで、いつしか夢もロマンもなくなっている。
さて、前置きばかりが長くなってしまったが、新潟の栗山米菓では七夕限定で「お願いばかうけ」を発売している。そこには煎餅と一緒に短冊が一枚入っている。その短冊に願いを書いて、会社宛てに郵送すると「ばかうけ稲荷」に奉納してくれるというのだ。この稲荷は会社内にあるものだ。
さらに先があった。奉納された短冊は旧暦の七夕(8月7日)福岡県小郡市にある日本で唯一、織姫様を祭った「七夕神社」へ社員の手で届けられお焚き上げをしてもらえるという。実に手間暇かけている。ふつう、プレゼント企画なら応募者に何か賞品を送っておしまいだ。しかし、ここでは何も手元に届くわけでもなかった。
こんな“何ももらえないキャンペーン”なのに、昨年は5400通もの短冊が届いたという。まだまだアナログはあなどれないな。星に願いを込めたい人・・・まだまだ増えそうな気もするな・・・・
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