腕時計は今、人の価値だけではなく知性さえも表すファションアイテム

「メトロポリターナ」2007.6月号より。
もうこれだけでいかにも時計メーカーのコピーだとわかる。一見すると広告には見えないが、このページにはある外国製の腕時計の宣伝紹介があった。3つのタイプの写真があった。
大きめなので紳士用かと思ったが婦人用だった。それぞれ金額は39万円、78万円、166万円となっていた。ふつう、婦人用腕時計で100万円を超えたものはたいていダイヤなどがついているが、ここに紹介されていたのは意外にもシンプルな機械式時計だった。
ふつう、女性が持つハイブランドのものは、洋服、バッグ、靴、ジュエリーなどが多い。しかし、ファッションに敏感でも意外にも腕時計となると気を抜いてしまうものらしい。
ここに面白い箇所があった。それは「一流のホテルのドアマンが初めてのお客を腕時計で値踏みするのは有名な話・・・」とあったからだ。そして、その腕時計からは「知的センス」「本物へのこだわり」「その人の人生観」までをも醸し出せるとまであった。
まあ、商品の宣伝コピーだからかなりカッコよく表現してはあるが、センス、こだわり、人生観云々の前に生活に余裕がないとな〜。(時計に趣味がある私の知り合いは、毎年のように数百万円の腕時計を買っているが、余裕が無い私は欲しいとも思わない)



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夢が叶うのを持ち続けても、たぶん“その時”は来ない。

「メトロポリターナ」2007.6月号より。

なんだか、そう決め付けられてしまうとガッカリしてしまう人が多いのではないだろうか。
こう断言するのは、長い髪をなびかせにっこりと笑っている美人系のニューハーフだった。
彼女(?)の名前は如月音流(きさらぎねる)といい、(株)ニューゲージというIT系の会社を立ち上げている。そして取締役は全員ニューハーフだというのもユニークだ。
この会社はウェブコンテンツの制作やデザイン、美容関連商品のブランディングマーケティングなどを手がけている。さっそくホームページを覗いてみた。「“Newgauge(ニューゲージ)”という言葉に、“新しい個性・尺度” という思いをこめております。」と紹介されている。
この会社の特徴は男性的な思考と女性的な感性を生かした独自の視点をマーケットに提供できることらしい。そう言われればちょっとうまく盲点を突いているなと思える。ニューハーフだからこそできるオリジナルなものがあるのかもしれない。
ビジネスを軌道に乗せ成功させるためには、なによりも実行力が必要だが、この人にはそれが備わっている。どんな状況も楽しんで見方にしてしまうという考え方には実にパワーを感じる。
さて、タイトルにあげた「夢が叶うのを待ち続けても・・・」のフレーズのあとには、「だから、夢を目標に変えて具体的にする。そして、すぐやる。・・・」とあった。
つまり、ここで大事なのは夢を夢で終わらせないためには、それを目標にすれば、いますぐやるべきことの具体的なものが見えてくるということだろう。あとは、それをすぐにやれるかどうか・・・だろうな。