ストレスは人生の雨。

朝日新聞、日曜版」2007.5.13付けより。
ちょっと面白いので気になったフレーズ。この後には次のように続いていた。「雨が降らないと植物が育たないように、ストレスがないと人も育たない。でも、びしょぬれになると風邪を引きます」。
こういう河合薫さんのここでの肩書きは気象予報士となっていた。しかし、ストレスに関する論文で東大で保健学博士号を得ていた。研究したのは、そんな雨に降られたときの“傘のさし方”だという。あくまで気象とストレスをうまく組み合わせた表現だ。
ストレスについて深く研究すると、自然とそんなうまい言い方ができるのだろうか。まあ、できればストレスを感じないで生活したいものだが、知らず知らずのうちにどこかに蓄積されている・・・ような気もする。しかし、長い人生の途中ではそれとうまく付き合っていかねばならないのだろうな。
これは「元気のひみつ」というコーナーあったエッセイだが、彼女にとってはチャレンジ精神こそが、元気の源、自分の傘だとも言う。これは考えてみると、卵が先か鶏が先かとも似ている。つまり、元気があるからチャレンジする気にもなれるし、チャレンジするから元気にもなれるとも言えそうだ。
このコーナーの最後では、勉強に前向きな河合さんは次のように締めくくっていた。「勉強は目の前の素材の料理。どの畑で何を作るか、から考えるのが研究」と。いずれにしても、私は何となくストレスをごまかしながら過ごしている感じかな・・・