「糖尿だよ!おっ母さん」のHPを見て、聴いてください・・・

昨日(3/19)、仕事で杉並方面へ出かけ、昼時にあるファミレスに入るとふと知人の田中真弓さんが近くに住んでいることを思い出した。そこで、ケータイでこれからランチをする旨送信すると、すぐに返信が届いた。これから出かけるので、そちらに寄りますとのことだった。
(田中さんは舞台に立つ役者でありアニメ声優としてもベテランの人だ。いま声優を目指す若者にとっては雲の上の人で、神様のような存在であるらしい。それは数年前実際に声優学校に通いはじめた人が言っていた言葉でもある。)
私がまだランチを食べ終わる前に彼女は到着した。メールでの交流はあるものの数年ぶりの再会だった。その間彼女からの案内で何回かは芝居だけは見に行ってはいたが。話の中で、かつての同じ劇団の仲間の一人である安西正弘さんが糖尿病を患ってしまい、それについてのホームページがあるのでぜひ見て、歌も聴いて欲しいとのことだった。
そこで、さっそく家に帰ってから『糖尿だよ!おっ母さん』のホームページを開いて読んでみた。このお笑い系のタイトルとはほど遠いほど、大変な病であることが痛感された次第。もちろんこのタイトル自体は「東京だよ、おっ母さん」のパロディであることは40代半ば以降の人なら想像がつくだろう。
軽やかでちょっと笑える感じですが、真面目な内容であることも実感。数回聴くとメロディーが頭に残りやすいかも。これを人前で歌えばかなりウケそう・・・だが。
かつて綾小路きみまろもお笑い漫談の中でこの「糖尿だよ〜」と言っていたことを思い出した。そのことを話すと、こちらのほうが先ですから・・・とのこと。田中さんはこれからアニメの収録とのことでこの日は40分ほどの世間話を楽しめた。
ぜひ、こちらをクリック!→『糖尿だよ!おっ母さん』

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まず、ある程度のインプットとアウトプットがないと人は何かを楽しいとは感じない。
「マイ・ストーリー」山本容子著より。
この一冊は山本容子の波乱に富んだ半生を語ったものだが、その中には特別気になるようなフレーズは見当たらなかった。しかし、“長い長いあとがき”の部分では一箇所だけ気になった。それは残念ながら筆者の言葉ではなく、対談時の養老孟司氏の考えだった。
つまりこれは、遊びでも仕事でも勉強でも楽しもうとするなら、それなりに基礎知識や技術を習得していなけばならないだろうという意味に思えた次第。もちろん自己流でやってもある程度は上達し楽しめるだろうが、限界が来るのが早そうだ。
いま使っているパソコンだって、より知識を吸収し技術をマスターすればより楽しむことができるだろう。筆者の山本さんは版画家であるが、運動不足の解消のためダンスを習い、人前で披露できるまで上達したという。その前にはフランス料理作りに熱中した時期もあったという。

それも、しっかりと吸収したからこそ、楽しめるレベルまで上達したのだろう。これからの人生を楽しむためには、自分にあった何かを常に吸収し、自分なりに吐き出していくことかもしれない・・・な。

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マイナスの出来事が新しい価値観を育てる。
朝日新聞」2007.3.18付けより。
「仕事力」というコラムの中で作家の幸田真音さんが述べていたこと。